「銀河鉄道999」漫画家・松本零士さん逝去「星の海に旅立ちました」 SNSにも追悼続々

2023年2月20日(月)14時30分 シネマカフェ

松本零士(2020年1月21日公式Twitter用に愛猫の四代目ミーくんと共に撮影)

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「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」など、アニメ化もされた多くの人気漫画で知られる漫画家・松本零士さんが、2023年2月13日午前11時、急性心不全のために都内病院にて逝去。享年85。株式会社零時社からは「星の海に旅立ちました」と発表され、SNSには悲しみの声が広がっている。

零時社からは、「漫画家 松本零士が、星の海に旅立ちました。漫画家として物語を描き続けることに思いを馳せ駆け抜けた、幸せな人生だったと思います。『遠く時の輪の接する処で、また巡り会える』と松本は常々申しておりました。私たちもその言葉を信じ、その日を楽しみにしています」との同社代表である長女・松本摩紀子さんのコメントが到着。

2019年11月に、「宇宙海賊キャプテンハーロック」のイタリアでのテレビ放送40周年記念で訪れたイタリア・トリノにて倒れたと報道されたが、帰国後は回復。最近体調を崩され、年齢を考慮して入院されていたという。

告別式は近親者のみですでに執り行われている。喪主は妻で漫画家の牧美也子さん。供花・弔電については後日開催予定のお別れの会にて受け付ける。なお、お別れの会詳細はまだ未定とのこと。



松本先生は1938年1月25日生まれ、福岡県久留米市出身。6歳の頃から絵を描き始め、9歳で運命的な本(『新寶島』『月世界紳士』いずれも著者は手塚治虫氏)との出会いをきっかけに漫画を描き始める。

15歳の時に投稿作「蜜蜂の冒険」が「漫画少年」にて受賞掲載され、商業誌デビュー。実質的な漫画家デビューは1957年「少女」掲載の「黒い花びら」で、しばらくは少女漫画誌での執筆が続いた後、1968年代に入り「漫画ゴラク」に「セクサロイド」を発表。以降、少年・青年漫画のジャンルで活躍するようになった。

1975年、「宇宙戦艦ヤマト」にて星雲賞、78年に「銀河鉄道999」「戦場まんがシリーズ」にて第23回小学館漫画賞、同年に“一連のSFシリーズ”にて第7回日本漫画家協会特別賞を受賞。2001年に紫綬褒章受章、2010年に旭日小綬章受章。2012年にはフランス芸術文化勲章「シュバリエ」を受章した。

SNSには「影響を受けました」「多くの事を学ばせていただきました」「鉄郎の冒険にワクワクしメーテルに憧れた」といったファンの声や、「銀河鉄道で行ってしまわれた」「イスカンダルへと旅立たれたのでしょう」など、松本先生の作品の世界観に寄せながら偲ぶ声も寄せられている。

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