1都19県で花粉シーズン入り…西日本で過去最多予想

2025年2月20日(木)19時15分 リセマム

花粉の飛散状況

ウェザーニューズは、花粉観測機「ポールンロボ」とウェザーニュースアプリのユーザーからの症状報告をもとに、関東や九州など1都19県が2025年2月17日までに花粉シーズンに入ったと発表した。3連休にかけて冬型の気圧配置が続くため、花粉の飛散は比較的抑えられるが、翌週以降はスギ花粉の飛散エリアが急速に拡大する見込みだ。

 同社によると、西日本と東日本ではスギ花粉の飛散開始後すぐに本格化し、3月中旬から下旬まで続くという。さらに、3月下旬から4月中旬には西日本と東日本の各地でヒノキ花粉が本格的に飛散する見込み。一度飛散が始まると、気温が低い日でも花粉が飛びやすくなる。また、気温が15℃を上回り、風の強い日には大量飛散の恐れがあるため、花粉症の症状が出る人はマスクや目薬などで万全の対策をとることが求められる。

 ウェザーニューズの「花粉飛散情報」では、1時間ごとのピンポイント飛散予報や、リアルタイムの飛散状況、通知サービスなどを無料で提供しており、花粉症対策に役立てることができる。

 2025年春の花粉飛散量は、西日本、北陸や関東北部の一部で2024年を大きく上回る一方、北日本では下回る地域が多い予想だ。西日本では2024年の飛散量が非常に少なかったため、2024年比で800%を超える地域もあり、過去10年でもっとも多いか、それに匹敵する飛散量になるとみられている。一方、東北北部や北海道では2024年の飛散量が多かったため、2024年比で50%を下回る地域がある。全国平均では2024年比166%となる予想である。

 ウェザーニューズは、毎年「花粉飛散予想」を発表しており、過去の花粉飛散量や夏の天候、冬〜春の天候の予想などの気象データ、雄花の着花量に関する調査の結果などをもとに、花粉の飛散量と飛散時期を予測している。全国1,000か所で花粉のリアルタイム観測を行っており、ポールンロボによる観測データはウェザーニュースの花粉情報サイト「花粉飛散情報」で確認できる。

 ウェザーニュースアプリでは、1時間ごとの花粉飛散予報やリアルタイムの飛散状況がピンポイントで確認可能であり、花粉症の人がつらい季節を少しでも楽に過ごせるよう、対策をサポートする機能を提供している。

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