「天皇陛下御在位30年記念硬貨」の高級感がすごい これ、本当に500円?

2019年2月21日(木)17時0分 Jタウンネット

2019年2月21日午前9時過ぎ、Jタウンネット記者は四ツ谷駅近くの三井住友銀行の支店に立ち寄った。


入り口に立つ行員に「記念硬貨」と告げると、にこやかにこちらへどうぞと案内された。住所と氏名を記入する用紙を手渡される。そう、今日は「天皇陛下御在位30年記念五百円」引き換え開始日なのだ。


「バイカラー・クラッド貨幣」


用紙に記入しながら隣を見ると、年配のご婦人が同じように書き込んでいる。おや、ずいぶん並ぶのかなと不安になった。記入済みの用紙を渡して、番号札を受け取り、順番を待つ。待つのかなとまた気になったが、おや、5分も経たないうちに、順番となった。


「お一人様2枚までとなっております」と言われていたので、1000円を出して記念硬貨を受け取った。


受け取った「天皇陛下御在位30年記念五百円」は、ピカピカ光り輝いていた(そう感じた)。表面は儀装馬車の上に桐と白樺がデザインされており、裏面には菊花紋章の周囲に「御在位三十年」の文字があり、「日本国・500円・平成31年」とも記されている。


財務省の資料によると、この記念硬貨は「バイカラー・クラッド貨幣」とのこと。


このバイカラー・クラッドとは、異なる種類の金属板をサンドイッチ状に挟み込んで(クラッド技術)できた円板を、それとは異なる金属でできたリングの中にはめ合わせた(バイカラー技術)もの。偽造を防止する技術のひとつだ。


また偽造防止技術はそれだけではない。「斜めギザ」、ギザの向きを斜めにすることで、偽造抵抗力をさらに向上させている。記念硬貨に採用された「異形斜めギザ」は、造幣局が独自に開発した高い技術という。


というわけで、高度な技術を駆使して、偽造をバッチリ防ぐ対策を施した「天皇陛下御在位30年記念五百円」。ちょっと使うのがもったいないと思えてくるが、発行枚数は500万枚だというから希少価値はあまりないかもしれない。


これからどんどん出回ってくるような気もする。お釣りの中に、この記念硬貨があったら、ラッキーだが......。


この記念硬貨の引き換えは、全国の金融機関、銀行はもちろん、信託銀行、ゆうちょ銀行、外国銀行在日支店でもOKだ。信用金庫、信用組合、労働金庫、農林中央金庫、農業協同組合、信用農業協同組合連合会、漁業協同組合、信用漁業協同組合連合会などでも引き換えできる。

Jタウンネット

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