「友人に連れられ、初めてのスナックへ。馴染めず隅っこに居たら、知らないおじさんに話しかけられて...」(東京都・年齢不明女性)
2022年2月28日(月)12時25分 Jタウンネット
人生を変える出会いというのは、思いもよらないところにあったりするものだ。
何気なく交わした他愛もない会話が、重要な選択のきっかけになることもある。

「あのとき話しかけてくださらなかったら、私はここにはいません」
人生に大きな影響を与えてくれた人への、そんな感謝の気持ちを編集部宛てのメールに綴ったのは、東京都在住のJタウンネット読者・Eさん。
彼女は、今後の進路に悩みを抱えていた大学生4年生の時、友人たちとの旅行で一軒のスナックを訪れる。
友人たちは地元民と盛り上がる一方、人見知りの彼女はただ見ているだけに。そこに、旅行者だという男性が話しかけてきた。
初めて行ったスナックで馴染めず...
大学4年生のとき、私は友人グループと奄美大島に行きました。
夜、友人の知り合いがやっているスナックに行ったのですが、今までスナックに行ったことがない私は、戸惑うばかり。
おまけに、大の苦手であるカラオケ大会まで開催されてしまい、とりあえずお店の端っこに避難しました。
友人たちは地元の人たちと仲良く歌っていましたが、人見知りの私はただ見ているだけでした。

そんなとき、一人のおじさんが話しかけてくれました。
そのひとは、奄美大島に親戚がいて旅行に来ているとのことでした。
おじさんは大変優しく、気づけば私の人生相談に乗ってくれていました。
就活に悩む私に...
当時の私は、大学院に進学が決まっていましたが同時に就活もしなければならないと悩んでいるところでした。
すると、そんな私におじさんは
「実はね、僕はある外資系メーカーに30年勤めたんだけど、とても良かったんだ。騙されたと思って一回説明会とか行ってみて」
とある会社のことを教えてくれました。
それから東京に戻り、やりたい仕事もないけれど就活しなければならないという時期になったとき、ふと、おじさんのその言葉を思い出しました。
そこでとりあえず、おじさんの紹介してくれた会社の直近の説明会に行ってみると、本当にお話通りの魅力的な会社で、私はすっかり惹かれてしまいました。

今、私はその会社で1年目として、毎日周りに迷惑をかけてばかりではありますが、なんとか働いています。
あのとき、おじさんが話しかけてくださらなかったら、私はここにはいません。
お名前をうかがっておけば、と後悔が残ります。
本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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