物価高で鶏肉が注目!ブランド地鶏「阿波尾鶏」の「イミダゾールペプチド」は、脳と身体の疲労回復に有効。おすすめレシピも

2024年2月29日(木)12時30分 婦人公論.jp


イメージ(写真提供:Photo AC)

物価高の現在、豚肉や牛肉よりも安価なことから鶏肉の売れ行きが好調です。鶏肉は高タンパク・低カロリーな食品であるという点でも注目されており、特に徳島県のブランド地鶏「阿波尾鶏(あわおどり)」は、疲労回復に効果的な成分「イミダゾールペプチド」をブロイラーよりも多く含むことがわかっています。阿波尾鶏が持つ栄養とおすすめレシピをご紹介します。

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「イミダゾールペプチド」とは


渡り鳥の羽の付け根や、マグロやカツオなどの回遊魚の尾びれの部分には、持久力にかかわる成分「イミダゾールペプチド」が含まれています。

これには脳と筋肉両方の疲労回復力を高める効果があり、人間の脳や筋肉にも含まれていますが、加齢とともに減少していきます。そのため、日頃よく身体を動かす人や頭を使う人は、食品からイミダゾールペプチドを摂取するのがおすすめです。

イミダゾールペプチドは鶏むね肉に豊富に含まれているため、手軽に摂取するなら鶏肉がよいでしょう。

栄養の専門家である稲毛病院・健康支援科部長の佐藤務先生は鶏肉を食べる意義について、「身体づくりには、動物性たんぱく質が必要ですが十分な量を摂ろうとすると、牛や豚だと脂肪やカロリーの摂りすぎになりがちです。鶏肉は『高タンパク・低脂肪・低カロリー』であり、加えて疲労回復成分が豊富に含まれているので疲れやすい方にも積極的に摂り入れるように指導しています。さらによいのが価格です。毎日食べても経済的に負担が軽いので患者さんに勧めやすいのも利点です」と話します。

また、イミダゾールペプチドにはアンセリンとカルノシンがあり、「阿波尾鶏」には、その両方ともがブロイラーに比べて多く含まれ、合わせた量はむね肉においては1.5倍以上にも及びます。

「イミダゾールペプチドは、脳と筋肉両方の疲労回復力を高めることがわかっています。最近は鶏肉もたくさんの種類がありますが、栄養面を意識して選ぶことが重要です。疲れがなかなかとれないと感じる方は、鶏肉メニューを継続して摂ることをお勧めします」(佐藤先生)

「熟成 阿波尾鶏」を使ったおすすめレシピ


【ぷりぷりむね肉の梅たれ(水晶鶏のさっぱり梅たれ) 】

(材料 2人分)

「熟成 阿波尾鶏」 むね肉 200g

塩 少々

片栗粉 適量

長ねぎ 10 cm

大葉 10 枚

<タレ>

梅干し 1、2 個

★ぽん酢 大さじ 2

★ごま油 大さじ2

(作り方)

1. むね肉は6〜7mmの薄いそぎ切りにします。

2. 1に塩をごく軽くふり、片栗粉を全体に薄くまぶします。

3. 沸騰したたっぷりの湯に2を1枚ずつ入れ、1分程度火が通るまで茹で、冷水に取ります。

4. 梅干しは種を除き、粗みじんに叩き、★と合わせます。

5. 長ねぎと大葉は千切りにし、たっぷりの水に浸け、ザルにあげて水気を切ります。

6. 水気を切った3に5をのせ、4をかけます。

【中華風甘辛鶏のレタス包み】

(材料 2人分)

「熟成 阿波尾鶏」 むね肉 200g

レタス 6 枚

玉ねぎ 1/2 個

★にんにく(みじん切り) 大さじ 1

★しょうが(みじん切り) 大さじ 1

★長ねぎ(みじん切り) 大さじ 1

サラダ油 大さじ 1+1/2

<下味>

塩 少々

酒 大さじ 1

片栗粉 小さじ 1

<調味料>

甜麺醤 大さじ 2

醤油 大さじ 1/2

砂糖 大さじ 1

酒 大さじ 1/2

(作り方)

1. むね肉は7〜8mmの細切りにして下味をつけ、片栗粉をまぶします。玉ねぎは薄切りにし水にさらします。を合わせます。

2. フライパンにサラダ油を熱し、★を炒め香りが出てきたら1を加え炒めます。むね肉に火が入ったら調味料を入れ炒め合わせ、皿に盛ります。

3. 別皿にレタスと水気を切った玉ねぎを盛ります。レタスに2とさらし玉ねぎを取り、包んでいただきます。

監修

貞光食糧工業株式会社

https://www.sadamitsu-shokuryo.jp/

稲毛病院整形外科・リハビリテーション科/健康支援科部長 佐藤務

婦人公論.jp

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