子どもに中学受験を「してほしい」親の割合は?

2024年3月7日(木)9時5分 マイナビニュース

学研ホールディングスの調査・研究機関である学研教育総合研究所は、「小学生・中学生の学習や学校生活の実態・意識」に関する調査結果を2月29日に発表した。調査は2023年10月27日〜11月1日の期間、小中学生の子を持つ親(小学生1,200名/中学生600名)を対象に行われた。
はじめに、小学生の子を持つ親に対して"子ども自身"が中学校受験を希望しているかを尋ねると、「希望している」は35.7%、「希望していない」は64.3%だった。
一方で、子どもに中学校受験をしてほしいかについては、「してほしい」は34.4%、「してほしくない」は65.6%という結果に。
子どもが中学校受験を希望している人(428名)を対象に、子ども自身が受験校を選ぶ際に重視したいことを聞くと、最も多かったのは「自宅からの距離」(32.7%)だった。次いで、「学校の教育方針」(25.5%)、「偏差値」(19.6%)、「進学実績」(14.3%)、「在校生の雰囲気」(14.0%)が続いた。
なお、小学3年生以下では、ほぼ半数が「まだわからない」と回答している。
一方で、子どもに中学校受験をしてほしい保護者(413名)が受験校を選ぶ際に重視したいポイントについても、1位には「自宅からの距離」(32.9%)がランクイン。2位には「学校の教育方針」(29.3%)、3位に「偏差値」(19.6%)、4位に「在校生の雰囲気」(18.4%)、5位に「進学実績」(17.4%)が続いており、子ども自身の回答と保護者の回答を比較すると、どちらもTOP5には同じ回答が挙がる結果になった。
中学生の子を持つ親に対して、子ども自身が受験する高校を選ぶ際に重視したいことを尋ねると、最も多い回答は「自宅からの距離」(56.8%)だった。次いで、「偏差値」(46.2%)、「学校の教育方針」(23.5%)、「部活動」(21.3%)、「在校生の雰囲気」(21.0%)が続いた。
男女別にみると、女子では「制服」が15.0%と、男子(3.7%)と比べて11.3ポイント高くなった。
一方で、保護者に、子どもが受験する高校を選ぶ際に重視したいことを聞いたところ、「自宅からの距離」(52.7%)が最多となり、次いで「偏差値」(42.2%)、「学校の教育方針」(27.2%)、「学費」(21.7%)、「在校生の雰囲気」(20.8%)が続いた。
子ども自身と保護者の回答結果を比較すると、どちらもTOP3には「自宅からの距離」「偏差値」「学校の教育方針」が挙がったが、4位の結果は異なり、子ども自身の回答では「部活動」が4位、保護者の回答では「学費」が4位だった。

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