【大胆仮説】上・下半身に同じパーカを着て逆立ちしたら、普通に立ってるように見えるのか? 検証したらファッションの「新しい地平」が見えた…

2025年3月20日(木)22時0分 ロケットニュース24

最近の私(佐藤)は、まるでアイディアが降ってくるかのように、検証ネタを思いついてしまう。それらの多くはしょうもないことかもしれない。が! それらを「しょうもない」と切り捨てることなく、実践せずにはいられない! 俺はそういう男だ……。

さて、今回挑んだのは「上半身と下半身に同じパーカを着用して逆立ちしたら、普通に立ってるように見えるんじゃないのか?」という大胆過ぎる仮説である。検証してみた結果、私の仮説は正しいことが立証された! ファッションの新しい地平が見えた……

・大胆な仮説を検証
この仮説をたしかめるために、私はユニクロで「ドライEX フルジップパーカ」(税込2990円)を2枚買ってきた。

上下に着用して逆立ちすると、頭が下になってしまって、本来頭になる位置に何もなくなってしまう。その空白を補うために、ダイソーで「発泡マネキンヘッド」(税込660円)を購入。これを股に置けば、逆立ちしても顔があることになる……、はず!

佐藤「ということで、あひるねこくん。撮影を手伝ってくれたまえ。やりたいことはわかるな?

あひるねこ「え? あ、いや。わからんでもないですけど〜、何なんすか、ソレ?

佐藤「だから〜、パーカ2枚を上下で着ると〜」

佐藤「こうなるでしょ? それで逆立ちすれば、普通に立ってるみたいになるでしょう」

あひるねこ「あ、まあ、なるでしょうけど。だからナニ!?

佐藤「だからとかじゃなくて、面白そうだってわからんかねえ〜。普通はこの仮説を聞いたら、『マジ面白そう! 俺にやらせてください!』でしょ」

あひるねこ「いや、そうはならんやろ」

佐藤「悪いけど、俺、やっちゃうよ! あとから『僕がやりたかった』とか言わないでよね

あひるねこ「安心してください。言いませんから」

佐藤「あ、見て! ここ指通せる。すげえ!」

あひるねこ「そんなに驚くこと?」

佐藤「こうなるでしょ。上下で着ると。仮説の通り、これで逆立ちしたら、立ってる感じになるって」

あひるねこ「はあ……」

佐藤「これはこれでオシャレよな」

あひるねこ「貴様の美的センスを疑う」

佐藤「ほんで、ここにコレが来るってなるわけよ! ナイスアイディアじゃない?

あひるねこ「その自信はどこから来るのか? 逆にうらやましい」

佐藤「とりあえず、予行演習で逆立ちするわ。マネキンヘッドなしで」

あひるねこ「ナゾに段取りが細かいな。そこまでこだわることなのか」

佐藤「トオッ!!」

佐藤どう? これでお股にマネキンヘッドを置いたら、自然な姿になりそう?」

あひるねこ「いや〜、どうだろ。ただ逆立ちしてるようにしか見えないですけどね」

佐藤「じゃあ、実際に置いてみよう。星児呼んできて! それでマネキンヘッドを置いてもらって!

中澤「なんすか? これを股に置く?」

佐藤「見りゃわかるだろ、早く置いてくれ!」

中澤「こんな感じっすかね〜」

佐藤「まだか? もうしんどいぞ〜……」

中澤「もうちょいっすね。なかなかいい位置に落ち着かなくて」

佐藤「早く〜……」

佐藤「もういいか……」

中澤「できました!」

普通に立ってるように見える?

生成AI(GEMINI)の画像加工で手(足)にバーベルを描き加えてみたけど、やっぱり不自然か……。

あひるねこ「マネキン置いても逆立ちにしか見えませんよ」

中澤足先に手袋をはめてみたら? それで両脚を開いた方が、よりそれっぽくなるかも」

佐藤「手袋はアリだな。たしかにつま先を隠すだけで、上半身っぽさはグンっと増す! ……はず」

佐藤「よし、手袋アリで行ってみよう」

中澤「それで脚をしっかり開いてくださいね。置きますから、ちょっと待ってくださいよ〜」

中澤さっきより壁の方に、体が寄ってるから、上手く置けないなあ」

佐藤「早くも、しんどくなってきた〜……」

中澤「やっぱ壁が近いから難しいな。落ち着かない」

佐藤「ストップ! 一旦ストップ。ちょい休ませて」

あひるねこ「何のために、そんなしんどいことをやってるんだか」

佐藤「もう1度行くぞ。来い、星児!」

中澤「あ、さっきより置きやすいかも」

中澤「よし、これでフードを被せて」

完成! 両脚伸ばしたら、ずいぶん自然になった!

と思いますけど、いかがでしょう?

AIで背景を変更してみると、原っぱで伸びをしている人になった! 縮尺がおかしくて、巨人にも見えてしまうけど。

陸上競技場に変更したら、走り終えたランナーのごとし。かなりイイ感じ!

これにて検証は終了! と言いたいところだが、私はまだ納得していなかった。

佐藤「さっきは壁に背中を向けて逆立ちしたけど、お腹を向けて逆立ちした方が、自然になるんじゃないか?

中澤「え? まだやんの!?」

中澤「背中でもお腹でも一緒じゃないっすか?」

佐藤「一緒ではない、体の構造を考えたらより自然になるはずだ。イマジネーションを膨らまさんかい!」

中澤「何をこだわってるのか、全然わかんないけど、手伝いますよ。仕方ないので」

佐藤「俺の想像力について来い」

佐藤「よし、これでお腹側から逆立ち。あとは頼む!」

中澤「では同じようにマネキン、置きます」

佐藤「あ〜、ストップ、ストップ!」

中澤「どうしました?」

佐藤「もう疲れた……」

あひるねこ「じゃあもういいでしょ」

佐藤「最後までやらせてくて、頼む……」

佐藤「よし、来い!」

中澤「耐えてくださいね。佐藤さんが言い出したことですから」

中澤「バッチリ置けました」

どう? さっきより自然になった?

AIで背景を公園してみると、雰囲気出てる? 薄目で見たら、伸びをする人に見えるのではなかろうか……。

というわけで、今回の検証は大成功!

今回はかなり体力を要する検証だった。幸い、普段からポールダンスの練習を行っており、体幹にはそれなりに自信があった。そんな私だからこそ、挑むことができた検証内容だったか思う。

少なくとも、これだけは言える。今回の検証はファッションの新しい可能性を見出したのだと。上下同じ服を着て逆立ちして街を出る。誰もがその自由をつかむ日も、そう遠くはないはずだ……。

今回の検証を踏まえて、今後もささやかな疑問を解決すべく、検証に果敢に挑んで行きたいと思うので、皆さん応援よろしく! まだまだやるぞ〜ッ!!

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
イラスト:Google AI Studio

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