東京から秋田へ移住した30代男性が直面した現実 賃金は低いし、物価が安いとも限らず

2022年3月25日(金)23時57分 キャリコネニュース

画像はイメージ


都内に比べると地方暮らしはお金のかからないイメージがあるが、現実は甘くないようだ。東京から秋田へ移住した30代後半の既婚男性(手取り20万円/年収300万円/サービス系/正社員/子ども1人)は、


「地方に来て生活必需品の支出が多く、みんなよく貯金できているなーと改めて感じる」


「『田舎暮らししたいー』という人はやめたほうがよいと思います」


と地方暮らしのリアルを綴った。(文:福岡ちはや)


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「『秋田はイオンしかない』と県民は言うが、本当にそうでした」



男性は「物価安い!などイメージあるが、賃金低いため貯金全然たまらず。結局は都内がよい?」と切り出す。


「(都内にいたときは)サービス業で店長や管理職をしていたので(給料は)月35万円ほどでしたが、『秋田は給料が低いから』と経営者。24万円スタート。たしかに家賃は都内11万円ほどで秋田は6万円ほどだけど、秋田駅から4駅。JRもやや高め。バスに至ってはぼったくり?移動は基本的に車で、維持費とガソリン(代がかかる)。しかも多くの企業で交通費(支給)が足りず、アルバイトに至ってはガソリン代と駐車場代でかなり足が出る」


「物価に関しては、コンビニの商品は全国同じ。スーパーもそこまでは変わらず。知人から米や野菜などもらう環境がある方は多いのかな?実際、都市部も激安スーパーや業務スーパーがあるので物価の差は感じられず。『秋田はイオンしかない』と県民は言うが、本当にそうでした。つまり物価は変わらず」


また男性は、寒い地域ならではの苦労について、


「冬は雪を降ろして雪道をいつもより早く出社。慣れない人は命がけ!自分は家・職場とも立地よく、秋田でも電車通勤でまったく問題ないけど」


「光熱費は電気・水道ともに変わらずだけど、住む場所によってはプロパンなので、都市ガスの倍近く。(我が家は)赤ちゃんと犬がいて冬はほぼ1日暖房稼働するので、光熱費と家賃合わせたら都内の家賃ぐらいに」


と語った。生活コストを抑えるための地方移住は、よくよく検討したほうがよさそうだ。

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