更年期症状に悩む人は必読 急なダラダラ汗を制する!外出先でも安心のホットフラッシュ対策3つ
2023年3月29日(水)20時10分 ココカラネクスト
更年期になると女性ホルモンの分泌量が減るため、自律神経のバランスが乱れやすくなります。それによって起きるのが更年期症状です。
更年期症状のひとつであるホットフラッシュは、急に顔がほてり、ダラダラと滝のような汗をかくのが特徴だといわれています。外出先でこのような症状に悩む方も多いことでしょう。
今回は急なダラダラ汗を制するために、外出先でもできるホットフラッシュ対策をご紹介します。
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1.ホットフラッシュのNG対策
ホットフラッシュ対策として、ほてりを冷ますために冷たい飲み物を飲んだり、最初から薄着で過ごしたりする人もいるかもしれません。しかし、それはかえって逆効果になってしまうといわれています。
冷たい飲み物や薄着をすることで、からだの芯が冷え、血液循環も悪くなり、症状の悪化につながるといわれているのです。
そのため、からだ全体を冷やす対策はNGと心得ましょう。
2.ホットフラッシュの正しい応急処置方法
では、ホットフラッシュの正しい応急処置方法にはどういったものがあるか、ご紹介しましょう。
2‐1.ほてりのある部分だけ冷やす
ホットフラッシュのときには、からだ全体ではなく、ほてりのある部分だけを冷やすのが大切だとされています。冷やしたタオルや冷却シートで、額や首筋などほてりの気になる部分を冷やしましょう。
2‐2.アロマスプレーを携帯する
アロマエッセンスの香りは視床下部に働きかけるといわれています。自律神経を整えてリラックスできる香りを活用することで、症状緩和が期待できます。
ラベンダーやペパーミント、イランイランやレモンバームなど、リラックスできるお好みのアロマエッセンスを選びましょう。
蒸留水と混ぜ、スプレーに入れて携帯しておくことで、いつでも必要なときに香りを嗅ぐことができます。
2‐3.ツボ刺激をする
のぼせ緩和のツボを刺激することもおすすめです。リラックスして深呼吸しながら、痛くない力で押すことがコツです。
・上星(じょうせい)
額の真ん中の前髪の生え際から垂直に指一本分上のところ。のぼせ、アレルギー性鼻炎、花粉症が気になる場合におすすめです。
・曲池(きょくち)
ひじを曲げたときにできるシワの親指側の端のところ。のぼせ、しびれ、ふるえ、肩凝りが気になる場合におすすめです。
・三陰交(さんいんこう)
足の内くるぶしから指4本分上の位置。のぼせ、冷え性、更年期障害などが気になる場合におすすめです。(※1)
3.ホットフラッシュの症状緩和には漢方もおすすめ(情報提供:あんしん漢方)
更年期のホットフラッシュの症状を緩和するためには漢方もおすすめです。
漢方薬は、ホットフラッシュの症状の原因となる、血流や自律神経、ホルモンバランスの乱れを整えることで、根本改善を目指します。
<ホットフラッシュの症状緩和におすすめの漢方薬>
・加味逍遙散(かみしょうようさん):体力中等度以下で、肩が凝り、疲れやすく、不安など精神症状のある方に。巡りをよくして、更年期障害や冷え症、月経不順などを和らげます。
・女神散(にょしんさん):体力中等度以上で、めまいや動悸、不安など精神症状のある方に。ほてりやのぼせ、月経不順、産前産後の神経症などに用いられます。
漢方薬は自分の体質に合ったものを飲まなければきちんと効果が出ないどころか、からだに負担をかけてしまう恐れもあります。
そこでおすすめなのが、「あんしん漢方」のようなオンラインで体質に合った漢方をおすすめしてくれるサービスです。
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●あんしん漢方
4.ホットフラッシュ対策で外出先でも安心
外出先で汗が止まらなくなるとあせってしまいますよね。これからは薄着にもなる季節です、手軽にできるホットフラッシュ対策をお伝えしました。ぜひ自分に合った対策を見つけてみてください。
安心して毎日を過ごせるようになりますよ。
参考文献
(※1)丁宗鐵『図解 東洋医学のしくみと治療法がわかる本』(ナツメ社)
[文:あんしん漢方]
医師 木村 眞樹子(きむらまきこ)
都内大学病院、KDDIビルクリニックで循環器内科および内科に在勤。総合内科専門医・循環器内科専門医・日本睡眠学会専門医。産業医として企業の健康経営にも携わる。
自身の妊娠・出産、産業医の経験を経て、予防医学・未病の重要さと東洋医学に着目し、臨床の場でも西洋薬のメリットを生かしながら漢方の処方を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行う。