現在、特別支給の老齢厚生年金を受給しています。65歳になったら、また年金の手続きが必要ですか?

2024年3月30日(土)20時30分 All About

年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、特別支給の老齢厚生年金をもらっている方が65歳になったときの年金手続きについてです。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。
今回は、特別支給の老齢厚生年金をもらっている方が65歳になったときの年金手続きについてです。

Q:現在、特別支給の老齢厚生年金を受給しています。65歳になったら、また年金の手続きが必要ですか?

「来月65歳になる私は、現在、特別支給の老齢厚生年金を受給していますが、65歳になったらまた年金手続きが必要でしょうか」(心配な私さん)

A:65歳の誕生日の少し前に、日本年金機構から請求はがきが送付されます。はがきを返送すれば請求手続きが完了します

相談者「心配な私」さんは、現在特別支給の老齢厚生年金を受給しているとのこと。特別支給の老齢厚生年金を受給していても、また年金の手続きが必要です。その場合、65歳の誕生日の約2、3週間前に、日本年金機構から、年金を請求するためのはがき「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)」が届きます。
このはがきに、住所や氏名、生年月日など必要事項を記入して返送することで、65歳からの老齢基礎・厚生年金を受給することができます。はがきを記入し、提出期限の誕生月の末日(1日生まれは誕生月の前月末)までに返送しましょう。はがき返送の提出期限に遅れると、老齢基礎・厚生年金が一時差し止められてしまいます。
もし65歳の誕生日の2週間ほど前になっても、はがきが届かない場合は、ねんきんダイヤルに電話で問い合わせてみましょう。
文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士)
銀行員、税理士事務所勤務などを経て自営業に。晩婚で結婚・出産・育児した経験から、日々安心して暮らすためのお金の知識の重要性を実感し、メディア等で情報発信を行うほか、年金相談にも随時応じている。
(文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士))

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