「創業48年の飲食店」でも26人発症 『ノロウイルス集団食中毒』 今年に入って【愛知県だけでも749人発症】の異常事態...

2025年4月4日(金)11時50分 TREND NEWS CASTER

愛知県は3日、東浦町にある創業48年の飲食店で食事をした26人が、食中毒症状を訴えたと発表。


トレンドニュースキャスター取材班は、県の生活衛生課から詳しく話を聞いた。


店は営業禁止処分


生活衛生課によると、東浦町の飲食店『都やこ』が、先月28日に提供した料理や仕出し弁当を食べた男女26人が、下痢やおう吐などを発症。


(画像:愛知県庁)

保健所が検査した結果、店の調理従事者1人と客の便から、ノロウイルスを検出した。


そのため、ノロウイルスによる集団食中毒と断定。


また愛知県は、食品衛生法に基づき、店を無期限の営業禁止処分とした。


調理従事者から食品へ


今回も、調理従事者の手指から食品へノロウイルスが移り、集団食中毒に発展したとみられる。


(画像:イメージ)

当日提供されたメニューは、天ぷら、刺身(マグロ、サーモン、イカ)、トマト、エビフライ、煮物、寿司、シューマイ、卵焼きなど。


例年より300人以上多い発症者


なお、今年の1月1日〜4月3日までに、愛知県内でノロウイルス食中毒を発症した人数は749人(速報値)。


(画像:ノロウイルス 提供:東京都健康安全研究センター)

昨年同期の食中毒発症者が415人のため、今年は300人以上多い異常事態だ。


「今年の寒暖差が、抵抗力を弱らせている」と指摘する専門家もいるが、正確な要因は分かっていない。


十分な手洗いの徹底


全国的にも流行が治まらず、最近では歓送迎会や結婚式でも「ノロウイルス集団食中毒」が発生。



そのため、保健所は引き続き、調理従事者の十分な手洗いの徹底を呼びかけている。

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