金沢駅の天井に存在する「巨大リング」の謎に迫る 実は、アレが無いと...
2019年4月6日(土)21時0分 Jタウンネット
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2019年3月25日放送の「仰天コロンブス」のコーナーでは、金沢駅の「もてなしドーム」の天井にある不思議について紹介していました。
もてなしドームの天井中央には、大きなリングがついているのを知っていますか?これは、いったい何のために存在しているのでしょうか。
何かを吊るすもの?
何のためのリングなのか、街の人にインタビューしてみると「空調、霧のシャワーが出る」「世界平和の象徴」「バスケのゴール」などという答えが返ってきました。
一番多かった答えが「何かをつるすためのもの」というものでしたが、残念ながらタペストリーをつるすときは、別の場所につるしており、このリングに何かをつるしたところを見たことはありません。
よく見るとリングの中は星の形があり、おしゃれなデザインとなっています。
金沢駅イベント広場の方のお話によると、もてなしドームはアルミの構造物としては国内最大級のものだそうです。
なので、屋根にかかる力も相当なものとなります。雪や風による変形に耐えるために、このリングが補助、補強しているのです。
そして、このリングには「テンションリング(引っ張り)」という正式名もあります。テンションリングは構造上必要不可欠で、これがあることで180センチの積雪に耐えることができるそうです。
リングは直径12メートルもあり、そこからワイヤーが出ていて、ドームを引っ張っています。
中にある星型はテンションリングを内側から支えるためのものなのです。
おしゃれなモニュメントにみえますが、実は大切なものだったのですね。
(ライター:りえ160)