リンガーハットが値上げに伴い、サービスも向上させたもよう「選べるスープ」が登場していて感心した

2024年4月7日(日)14時0分 ロケットニュース24

いつ食べても変わらぬ美味しさが嬉しい、長崎ちゃんぽんリンガーハット。つい先日、久しぶりに店を訪れるとメニューが少し変わっているようだった。

これまで期間限定メニューはあれど、定番商品が大きく変化することはそうなかったような気がする。しかし創業から60年以上たった今になり、なんとスープの味変に着手。しかも数種類の内から、選べるようになっているのだ。

・少し値上げしている
九州出身の記者にとって、リンガーハットの存在は唯一無二だ。子どものころから馴染み深い長崎ちゃんぽんの味を、九州の外でも味わうことが出来るのだから。

全国展開してくれていて、本当に感謝しかない。2024年3月1日からエネルギー価格や原材料などの高騰を受けて値上げしたというが、本格的な長崎ちゃんぽんをあの値段で出していたことを思うと、これまでが安すぎた気もする。

値上げ幅は地域やテイクアウトなどにより違いがあるが、主力商品の「長崎ちゃんぽん」は標準価格だと720円から780円になっている。むしろまだ頑張って抑えてくれている気がするのは、記者だけだろうか。

そんなこんなで、先日も気にせず店に足を運び何か食べようとメニュー表を眺めていたその時。「あれ……こんなのあったっけ??」

・しょうゆを選んでみる
そこには “選べるスープ” と書かれている。どうやら定番商品のほかに、しょうゆ・みそ・鶏白湯・ピリカラの4つの味が用意されているようだ。中身の麺や具材は、定番のものと一緒とのこと(一部店舗では実施なし)。

これまでにもピリカラはあったが、そのほかの味は初めてである。ちなみに定番の長崎ちゃんぽんが780円(記者が暮らす地域では800円)であるのに対し、選んだ場合は880円(900円)と100円高くなる。

しかし、たまには違う味を食べてみたいことだってある。また、選択肢が広がるとそれだけで楽しいではないかと試してみることにした。

以前に地域限定の九条ねぎ和風あんかけちゃんぽんを食べた際、しょう油スープが美味しかったことを思い出して、しょうゆを選択だ。

しばらくして出てきた選べるスープしょうゆの長崎ちゃんぽんは、安心の普段と同じビジュアル。ただスープだけがいつもより濃いめで「九条ねぎ和風あんかけちゃんぽん」ほど透き通ったものでなく、少し濁っている。

さっそく食べてみるといつもの味のようでいて、やはり違う。普段のスープも少し混ざっているのか、スキッとしたしょうゆというよりは、なめらかなしょうゆ味だ。

麺に優しく絡んで、これはこれで美味しい。普段のちゃんぽんよりも、さらに胃に優しい気がする。さすがはリンガーハット、どんな形でも外れなし。これは近いうちに、みそと鶏白湯も食べなければなるまい。

まさかここに来て、選択肢が増えるという嬉しさを味わえるとは思わなかった。リンガーハットは変わらない美味しさが安心できて良いと思っていたが、本当はもっともっと変革の余地を秘めているのかもしれない。

そして何よりも、ただ値上げをするだけでなく喜びを増やし、サービスを向上させるところに、ただただ感心してしまった。だからこそ何十年も生き残っているのだろうと、そんなことを感じた次第である。

参考リンク:リンガーハット
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

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