たばこの後始末はあなたを映す

2024年4月12日(金)19時0分 ココカラネクスト

名ばかりのスモーキンクリーン

捨てたのは誰だ!?

 むかし当たり前のように見かけた、たばこを捨てる行為。

●火が点いたまま何気なく道端に投げ捨てて知らんぷり。そのまま立ち去る。
●足元にたばこをポトンと落として、靴の裏でギュギュッと踏みつぶして火を消す。けど吸い殻はそのままでサヨナラ。時には火がくすぶっていて、狼煙のように煙が立っている。それを観兼ねた善良な人が、換わりに消しに掛かる。さすがにその吸い殻をゴミ箱や灰皿を探して捨てはしない。正直言って私もその部類に入ります。

よく見かけた光景です。

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側溝を俗称 “どぶ” と呼んでいた昭和時代。火を消すこともせず、たばこをどぶに放っておしまい。昭和期のどぶには蓋が無く、時折友達とじゃれ合っているうちに嵌まってしまった。酷い臭いだったことと共に憶えている。雨水や台所から出る下水が絶えず流れていた。そんな生活環境だった。喫煙率が高かった当時、火が点いたままのたばこをどぶに投げれば簡単に消える。だからおじさんがポイっと捨てるのがお馴染みの場面だった。

今の側溝には蓋がちゃんとかぶさっている。暗くなると踏み外して怪我をしないように配慮されています。

側溝の蓋と蓋の間に、のぞき穴みたいな楕円形の隙間があります。中にはスチール製の目が細かい網目状のものもある。これは側溝の中を掃除する時等に、器具を引っ掛けたり手を差し入れたりして持ち上げるため。もちろん少しでも水はけをよくするための役目もあるでしょう。

先日その穴からたばこを落とそうとしているおじさんがいた。ようやく喫煙率が下げてきたから、今となってはなかなかお目に掛からない有り様です。

そのおじさんの頭の中には、側溝を昭和期のどぶ、用水路としての感覚が残っていたのか?それとも街・公共の場をゴミで汚してはいけない気持ちが少しは働いていたのか??

だけど、他人に見られていないだろうと思って、「ポイ捨て」するのはないでしょう。

その穴はたばこの吸い殻を捨てるために開いているのでは、決してありません!

携帯ポケットタイプ(ポケタイ)の吸い殻入れがあります。たばこを何処でも吸えると勘違いされそうだけど、一応エチケットグッズですよね。たばこの残骸が直接目にしないからと言って、ポケタイの吸い殻入れが、車の座席に置きっ放しだったら、みなさんどう思いますか?しかも共同で利用する社用車の助手席や、ドアの取っ手などに忽然と置かれていたら・・・。やっぱり不快ですよね。せっかくのスモーキンクリーンの気遣いが台無しです。たばこの投げ捨ては公共の場にあるまじき行為。火事の原因や公衆衛生上良くない。そして子どもたちに対する教育上の観点からしても否定できる。たばこをもっと嫌いになるのと同時に、そんな仕業を仕出かす張本人の品格すら疑ってしまいます。

ゴミの片付けはあなたを映す。

たばこの吸い殻の後始末も然り。ちょっとしたことで品性を疑われる境界線に立たされるくらいなら、ちっぽけなゴミを出さなければよい。
とどのつまり、やっぱりたばこは止めるに限るのです。

[文:健康わくわくサイト]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 〜 免疫検査を通しての患者様への想い 〜 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。

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