ペヤングってラーメンもあるって知ってた? やきそばに負けず「ペヤングのラーメン」も旨かった!

2023年4月12日(水)10時48分 食楽web


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●ロングセラー商品『ペヤングソースやきそば』。実はラーメンやうどんなどの兄弟品もあるって知ってました? まとめて実食調査してみた

 カップやきそばの代表格『ペヤングソースやきそば』。あの味わいと、パッケージが脳裏に焼き付いている人は多いことでしょう。ときどき無性に食べたくなるカップ焼きそばですが、実はラーメンも販売されていたことをご存知でしょうか? ペヤングといえば、ソースやきそばのイメージが強いため、見落としている方もいるかもしれませんが、実はこのラーメンも全国で展開しています。

 ペヤングのラーメン「ペヤングヌードル」の誕生は1973年。1975年に発売された「ペヤングソースやきそば」よりも2年早く誕生した商品です。とはいえ、筆者の周辺ではその味を知っている人があまりに少なく、今回は取り寄せて試食しレビューすることにしました。

某有名カップ麺よりも味濃いめでクセになる味わいの「ペヤングヌードル」!


70年代の雰囲気漂う『ペヤングヌードル』のパッケージ

 そもそも「ペヤング」の名は、70年代前半の発売当時まだカップ麺が高価だったため、「若いカップルに2人で1つのものを仲良く食べてほしい」という願いから、「ペア」と「ヤング」をかけて「ペヤング」としたと言われています。

 こういった思いを背景にしていることからか、「ペヤングヌードル」は、70年代前半に若者の間で流行ったフラワーカルチャーをモチーフにしたとおぼしきパッケージデザインが特徴で、蓋面に記載されている原材料などの記載は、スペースに無駄が生じないよう半円形に記載されています。

 この「ペヤングヌードル」は、「ペヤングソースやきそば」同様、熱湯を入れること3分で完成するようです。さっそく作ってみます!


熱湯を注いで3分で完成した「ペヤングヌードル」

 熱湯を注いで3分。あまりの待ち遠しさから、この時間が普段より長く感じますが、グッとこらえて完成を待ちます。3分経過して蓋を全開にしてみると、食指をそそる香りが漂ってきました。


『ペヤングヌードル』いただきます!

 さっそく口にしてみると、旨い! 野菜や牛肉の旨みを効かせた醤油スープはあっさりとした口あたりですが、クセになる味わい。味付き麺の旨みともマッチして、独特のコクを感じることができました。さらに、ほのかに感じるごま油の風味がアクセントになっています。

 某有名カップ麺よりも味わい強めで、「あぁ、カップ麺食べたい」といったとき、筆者なら「絶対『ペヤングヌードル』を支持する!」と思いました。流通量が少ないからか、関東圏では特に目にする機会が限られるという「ペヤングヌードル」ですが、取り寄せなどでゲットし、ストックしておきたいとも思いました。

他にもあったペヤングの意欲作。公式ニセモノブランドの「ペヨング」も


「ペヤングヌードル」(左奥)だけじゃなかった斬新な商品たち

『ペヤングヌードル』の味わいに感動しましたが、ペヤングブランドでは、この他にも実に斬新な商品が数多くありました。

 ラーメンだけでなく、うどんやそばなどもあり、パッケージを見ているだけでも楽しいです。今回は、その中から「味噌煮込み風うどん」「やきうどん」「やき蕎麦風」をさらに食べてみたいと思います。

 ちなみに「やきうどん」と「やき蕎麦風」はペヤングブランドではなく、公式なブートレグブランド「ペヨング」の商品。少々混乱しますが、この点はあまり深く考えずいただきたいと思います。

意外に美味くてクセになる「やき蕎麦風」


ペヤング(ペヨング含む)ブランドの商品群に湯入れしたところ。写真左奥から時計廻に「ペヤングソースやきそば」「味噌煮込みうどん」「ペヤングヌードル」「やき蕎麦風」「やきうどん」

 まずは「味噌煮込み風うどん」「やきうどん」を食べてみました。

「味噌煮込み風うどん」は愛知県のご当地グルメの一つ「味噌煮込みうどん」を汁なし麺で再現したもの。強いウェーブがかかったうどんとコク深い味噌の味わいが特徴的です。ゆで時間が2分と短めなのも嬉しいところです。

 また、「やきうどん」は醤油ベースにかつお節の旨みが効いたシンプルな味わいで、こちらには、後入れの天かすとネギがついていました。麺は「味噌煮込み風うどん」と同じで、ウェーブが強い分、タレが絡まりやすく、その味わいを最後までムラなく楽しむことができます。


ズバ抜けて美味しかった汁なしタイプの和風麺『やき蕎麦風』

 そして、汁なしタイプの和風麺の「やき蕎麦風」もいただきました。蕎麦を模した和風麺で、やきそば風の味わいを楽しめるとのこと。味が全く想像できませんでしたが、口にしてビックリ。これが旨い! 黒々とした麺、そしてこの麺に絡まるタレのコク深い味わいが最高で、これはペヤングブランドの代名詞「ソースやきそば」の味に負けず劣らずのように思いました。

現在も「新味」に挑戦し続けるペヤングブランド


左から「速汗 獄激辛やきそば 一味プラス」、「トムヤムクン風やきそば」、「かきたまあんかけ風うどん」

 なかなか興味深いレビューになりましたが、ペヤングブランドでは、他にも数多くの商品があり、今もなお「新味」への探究に余念がありません。今年3月はペヤングブランドに3商品が新たにラインナップされました。

 まず触れたいのが「速汗 獄激辛やきそば 一味プラス」。2020年に発売されて以来大きな反響を呼んでいる「獄激辛シリーズ」の最新作で、元々の泣けるほどの辛さに加え、輪切り唐辛子と一味唐辛子をプラス。一口食べたら汗がとまらなくなる、究極の辛さを存分に味わえる仕上がりだそうです。

 そして、3月に新発売となった「トムヤムクン風やきそば」。日本でも馴染み深くなったタイ料理「トムヤムクン」を再現し、旨み、酸味、辛味のバランスにこだわったソースに、パクチーが別添されている本格派です。

 さらに、最新商品の「かきたまあんかけ風うどん」。湯切りなしで食べるあんかけうどん仕様のカップ麺で、鶏ガラの効いた優しい味のあんかけと、色とりどりの具材が春らしさを演出する、目にも美味しい一品です。

まとめ


ペヤングブランド一番のヒット作「ソースやきそば」

 ほぼ全て初めて食べる商品でしたが、パンチ強めでクセになるペヤングブランドの長兄的商品「ペヤングヌードル」はもちろん、複数ある意欲商品はいずれも、「ソースやきそば」に負けない味わいのものばかりでした。最後にペヤングを販売する『まるか食品』担当者にも話を聞いてみました。

「ペヤング・ペヨングブランドでは、『ペヤングにしかできない』『ペヤングだからこそできる』ようなオリジナリティのある商品開発を心がけています。『ソースやきそば』以外の商品にも、ぜひご注目いただければ幸いです」(まるか食品・担当者)

(撮影・文◎小島平康・松田義人)

●DATA

ペヤング ブランドサイト

https://www.peyoung.co.jp/

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