『仕出し弁当食べた』教職員57人発症 「ノロウイルス集団食中毒」 学校を休校する事態に...
2025年4月15日(火)7時30分 TREND NEWS CASTER
岩手・盛岡市などは14日、市内の小・中学校に勤務する教職員57人が、食中毒症状を訴えたと発表。
入学式の後に…
保健所によると、今月8日と9日、入学式の後に『オガタ商店』(盛岡市)が提供した「仕出し弁当」を食べた5つの学校の教職員が、腹痛、下痢、おう吐などを発症した。
保健所が検査した結果、業者の調理スタッフ2人と発症者16人の便から、ノロウイルスを検出。

ノロウイルスによる集団食中毒と断定し、業者に対して4日間の営業停止処分を命じた。
この影響で、盛岡市内の4つの小学校と滝沢市内の中学校1つが休校措置を取った。
なお、児童・生徒の中に、発症者はいない。
「多大なる苦痛とご迷惑」
オガタ商店は、ホームページ上で「取り返しがつかないほど多大なる苦痛と、ご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」と謝罪。

また、17日までの営業停止処分以降も、当面の間、営業を自粛すると表明した。
自己判断に近い管理体制
さらに、「食材や厨房内への意識ばかりに焦点を置いてしまい、自分達の体調管理について、自己判断に近い管理体制となっていたため、このような食中毒事故の発生に至りました」と、原因についても言及。

全国的に、ノロウイルス食中毒がいまだ流行中のため、保健所は調理従事者の体調管理の徹底、丁寧な手洗い、二枚貝(特にカキ)の加熱調理を呼びかけている。