卵は冷蔵庫のどこに入れる? ドアポケットに保存しているなら… 「なるほど!」
2025年4月14日(月)17時20分 grape

※写真はイメージ
買ってきた卵を冷蔵庫にしまう時、上下の向きを気にしたことはありますか。
とりあえずパックのまましまうにしても、パックから取り出して卵の収納ケースに入れるにしても、「向きはあまり意識していなかった」という人が多いかもしれません。
しかし、実は卵の上下には『正しい向き』があり、逆にして保管していると鮮度が落ちやすくなるリスクがあるのです。
卵の正しい保存方法とその理由について、JA全農たまご株式会社(以下、JA全農たまご)のウェブサイトから解説します。
卵の保存は『とがったほうを下』が正解
卵の向きを考えると、イラストや写真ではとがったほうが上、丸いほうが下になっていることが多いため、それが正しい向きのように思えます。
しかし、JA全農たまごによると、卵の正しい保管の向きは『とがったほうを下』が正解なのだそう。
実は、卵は丸いほうに比べてとがったほうが強度があるため、とがったほうを下にしておくことで、置いた時含め、下からの衝撃に備えられるのです。
卵といえばちょっとした衝撃で殻にヒビが入ったり割れたりしてしまうものですが、置き方で卵の割れやすさが変わるなんて、ちょっと意外ですよね。
丸いほうを下にすると鮮度が落ちやすくなる
また、とがったほうを下にする理由について、次のようにも紹介しています。
通常鈍端に気室と呼ばれる空気の部屋ができますが、こちらを下にすると気室が卵内を移動してしまい、品質劣化を早めてしまうと言われています。
これらのことから、たまごは尖った方が下、丸い方が上、での保管をオススメしています。
JA全農たまご ーより引用
とがったほうを下に置くことで気室が上にくるようになり、卵の黄身が安定しやすくなります。黄身が殻に直接触れないことで、鮮度が保たれるのだそうです。
卵の保管はドアポケットNG!?

※写真はイメージ
卵を冷蔵庫のドアポケットに保存している人も多いかもしれませんが、開閉のたびに温度が変化するため、実はあまりおすすめされていません。
卵は温度変化に弱く、結露が原因で殻に付着していたサルモネラ菌が中に入り込むリスクもあるため、できれば冷蔵庫の中段や奥の安定した場所に保存するのが理想的です。
卵の保管方法は「とがったほうを下に」「冷蔵庫の奥に」この2つのコツを意識するだけで、より新鮮でおいしく楽しめます。
次にしまう時には、ぜひ気を付けてみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]
出典 JA全農たまご