駐車場代や維持費がかかる車。マイカー保有より安く利用できる方法を紹介!「残価設定ローン」「カーシェア」それぞれのメリットは…【2025マネー記事セレクション】

2025年4月19日(土)12時30分 婦人公論.jp


(写真提供:Photo AC)

2024年に『婦人公論.jp』で反響を得た「マネー」に関する記事から、今あらためて読み直したい1本をお届けします。(初公開日:2024年11月29日)
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所得税がかかるボーダーラインを表す「年収103万円の壁」という言葉に注目が集まっています。共働き夫婦にとって避けては通れない<お金の悩み>について、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんは「夫婦生活はお金がかかる。だからこそ『話し合い』や『見える化』しないと、共働きでもお金は貯まらない」と指摘します。そこで今回は、柏木さんの著書『共働きなのに、お金が全然、貯まりません!』から「車の費用」について解説します。

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「カーシェア」も選択肢に入れましょう


車は維持費も高い

マイカー保有でかかるお金は、駐車場代だけではありません。

自動車税だけでも年間に2万〜5万円、初回は3年後、それ以降は2年ごとの車検時に支払う自賠責保険の保険料、法定印紙代、重量税、それに車検取扱業者に支払う手数料が発生します。

任意保険や交換部品代や修理費も考えておかなければなりません。

整備費用が安い車検取扱業者を選ぶと多少割安になりますが、それでも毎月数万円ほどの整備や修理の費用を計算しておかなければなりません。

2回目の車検前に買い替えても……


2026年4月30日までは、エコカーを買うと対象になる「エコカー減税」があり、重量税が免税・減税されます。

中古車の場合、新規登録から13年を超えると自動車税の税額が上がり、さらに18年を超えるとまた上がるので、あまり長期間所有するより、中古として下取りの値がつく2回目の車検前に買い替えるほうがお得です。


『共働きなのに、お金が全然、貯まりません!』(著:柏木理佳/三笠書房)

しかしそうなると、また新しくローンを組むか、数百万円の現金が出て行くことになります。

週末だけの利用だとしても、ガソリン代はかかります。全国で年平均7万円余りがかかっています。

「残価設定ローン」を活用するのもあり


今、あまり資金がない人を対象に、残価を設定したローンもあります。

これは、売却時の車の下取り価格(残価)を事前に設定し、「車両価格−残価」を分割して支払う仕組みです。

実際にそれより高く売れた時にはその分損をしますが、毎月の支払いを安く抑えられるメリットがあります。

これなら費用を抑えられて、毎月1万円台から利用できます。

カーシェアにかかる費用


もし週末だけしか使わないなら、カーシェアもあります。最近できた新築マンションの駐車場には、必ずと言っていいほど、カーシェア会社の車が1台あります。マンションの住民でシェアするためのものです。

10分間150円ほどの料金で、高くても1時間1000円余り。例えば1日借りても1万円もしません。ガソリン代も含まれているので、とてもお得です。

別途、月会費が1000円近くかかりますが、ポイントが貯まるところもあり、自分で所有するよりかなり安いです。しかも東京都内では駐車場代が月4万円ほどするので、これを考えてもお得です。

毎日車に乗らないのなら、まずはカーシェアで試してみることです。

カーシェアの会社はいくつかあります。タイムズカーはガソリン、保険料込みで15分、220円です。予約開始時間から返却完了までの時間になります。

24時間で6600円からで、車種によって「ベーシック」「ミドル」「プレミアム」の3種類があります。

三井のカーシェアは10分で150円、24時間で7300円、他にもオリックス、コスモ石油の「やさしいカーシェア」などがあります。近くのカーシェアを探してみることです。

※本稿は、『共働きなのに、お金が全然、貯まりません!』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

婦人公論.jp

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