世界一長いヒゲ(38cm)を持つ女性の壮絶な過去 「彼氏に顔の毛を燃やされた」

2023年4月20日(木)20時0分 tocana

 ヒゲは男性性の象徴のように扱われることがあるが、女性でもヒゲは生える。個人差はあるものの剃らなければ男性のようなヒゲを蓄えることさえある。たとえばデンマーク・コペンハーゲンに住むエルディナ・ジャガンジャックさんは、剃毛を一切止めたところ、眉毛が繋がり、口ひげが生えそろった。


 さらに世界には「ヒゲを生やした女性(The Bearded Lady)」の異名を持つ女性も存在する。米アリゾナ州に住むジェシカ・D・ツェルウィンスクさん(37)は、約38cmのヒゲを持つ。現在「世界一長いヒゲを持つ女性」としてギネス世界記録に登録されているのは、米国のヴィヴィアン・ウィーラーさんで、その長さは25.5cmだ。ジェシカさんのヒゲは彼女より約10cm以上長いというから驚きだ。


 ジェシカさんは多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と線維筋痛症のため全身の体毛が濃くなり、その結果長いひげを生やすようになったとのこと。


 彼女は2012年にテレビ番組「Freak Show」でデビューした後、米国でテレビタレントとして活躍し、現在は5人の恋人と年の差恋愛中で、そのうちの1人である10年以上前に知り合った71歳の引退した海兵隊員と法的には結婚しているというポリアモラスな関係にあり、幸せな生活を送っている。


 しかし、彼女の人生は常に順風満帆ではなかった。若い頃はいじめや虐待の関係で苦労したという。そのため、社会的なプレッシャーから、定期的に髭を剃らなければならない時期もあったそうだ。


「毛を剃ったり抜いたり、前のパートナーは毛を焼き切るために私の顔を焼いてみたりもしました。ひげの下には、今でもその時の傷が残っています。ひげを隠していたこともあり、常に兄弟の影に隠れていました。児童養護施設に押し込まれることも多く、自分がいかに周囲と違うかが次第に明らかになっていきました。極度の家庭内暴力により、さまざまな施設をたらい回しにされました。問題を回避するために2度も結婚を強要されたこともあります。」(ジェシカさん)


 いまジェシカさんは、自分の特徴を受け入れ、生きている女性で世界一長いヒゲのタイトルを目指している。


「私は少人数の最高の人たちと素晴らしいオープンな結婚生活を送っています。私たちのサポートと愛は、お互いを尊重することです。人生で同じような悩みを抱えている魂たちへ、私があなたのためにここにいて、あなたを愛していることを知ってください。」(同)


 辛い経験を経て、自身の在り方を受け入れることはジェシカさんにとっても大きな葛藤があったはずだ。現在の幸せな生活が末永く続き、彼女が世界一長いヒゲを持つ女性だと公式に認められることを願いたい。


参考:「Daily Star」「Giness World Records (Facebook)」ほか

tocana

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