今年こそメタボ改善に乗り出そう!百害あって一利なしの内臓脂肪対策とは

2024年4月25日(木)17時20分 ココカラネクスト

 ふとおなか周りを見ると肉がついている! 「メタボ(メタボリックシンドローム)」は多くの人にとって悩みですよね。

おなかが出ていると印象も悪くなります。実は、中年男性がモテない理由の上位は「中年太り」です。さらに、健康を害する可能性も高く、メリットがひとつもありません。

今回は、メタボに着目し、今日から始められるメタボ予防・対策方法までわかりやすくご紹介します。

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1.ここでメタボを食い止めないと!?

40代以降の太り方は、若いときの健康的な太り方と違い、おなか周りやあごなどに肉がつき、肉自体もたるみ、年齢以上に老けた印象を与えます。

人生100年時代、いつまでも若々しくいたいもの。ここでメタボを食い止めておくことで
健康寿命もぐっと伸ばすことが可能となります。

2.メタボ体型にメリットなし

メタボ体型のやっかいなことは、さまざまな病気のリスクを高めます。そもそも、メタボリックシンドロームとは内臓肥満、高血圧、高血糖、脂質代謝異常などが合併した状態のこと。基準も腹囲が男性で85センチ、女性で90センチを越えていることが必須項目となります。

メタボになると、糖尿病、高血圧、動脈硬化性疾患など、重病を発症するリスクが高まります。とくに、メタボの人が2型糖尿病になるリスクは標準体型の人と比べて約3倍、心血管疾患リスクも約3倍に高まってしまうといわれています(※1)。

3.メタボ予防!まずは食事の見直しから

メタボ予防には適度な運動も欠かせませんが、まず食事の見直しが最優先です。とくに重要な2点についてご紹介します。

3‐1.普段の食生活を把握する
「自分が毎日何を食べているか」ということは意外と把握しづらいものです。3か月前の食事を正確に記憶している人はいないでしょう。

たとえば、毎日何を食べたかをメモすることで、食生活の傾向を把握できます。これは「レコーディングダイエット」と呼ばれているダイエット方法の一部で、食事を毎日メモすることで、いつ、どんなときに、何を食べているか、摂りすぎているもの、不足しているものを客観的に把握できます。

3‐2.よく噛んで食べる
「食物を噛んで細かくする“咀嚼能率”が低いと、メタボの新規罹患率が2.2倍高くなる」(※2)といわれています。また、「咀嚼能率の低下は『緑黄色野菜や果物の摂取低下』と『米や菓子類の増加』につながる」(※3)といわれていて、メタボの原因の高血糖などに深く関わっていることも。

しっかり噛んで食べることで、脳の満腹中枢にも信号が伝わり、食べ過ぎを抑えることができるほか、交感神経の中枢も刺激され、脂肪分解や燃焼のはたらきが促されます(※4)。

3‐3.漢方薬を飲む
メタボ対策やダイエットには、漢方薬もおすすめです。漢方薬は、からだが本来持っているはたらきを高めて、太りにくく痩せやすい体質へ根本からの改善を目指せます。また、一般的に西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。

ダイエットに対しては、「血流をよくして基礎代謝を上げる」「水分の循環をよくして水太りを解消する」「脂肪の吸収を抑え、燃焼をサポートする」「余分な脂肪を便と一緒に排出する」「自律神経を整えてストレス過食を防ぐ」といった作用のある漢方薬を選びましょう。

<ダイエットサポートにおすすめの漢方薬>

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):食欲旺盛でおなか周りの脂肪が目立つ人におすすめです。脂肪燃焼効果を高め、老廃物の排泄を促し、のぼせや便秘の解消にも役立ちます。

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):色白のぽっちゃり体型、いわゆる水太りの人におすすめです。水分代謝を高め、余分な水分を排出し、多汗やむくみの解消にも役立ちます。

漢方薬は体質との相性がとても重要ですので、医師や薬剤師に相談し、ご自身に合った漢方薬を選んでもらうといいでしょう
オンラインで利用できる「あんしん漢方」もおすすめです。体質診断から漢方薬の購入まで完結できるので、気軽に漢方薬を使用したい人にはピッタリです。


●あんしん漢方

4.メタボを予防して魅力ある中年に!

メタボ体型は見た目が悪くなるどころか、糖尿病や動脈硬化性疾患など、さまざまな病気を引き起こす原因になります。とくに40代以降は生活習慣から気を遣い、心身ともに健やかな毎日を送りましょう。

【参考】
(※1)「メタボってなに?」糖尿病情報センター
(※2)(※3)「『よく噛めない』男性はメタボになりやすい 高血圧は3倍超、高血糖は2.7倍に増加」一般社団法人 日本肥満症予防協会
(※4)「噛むこととメタボの意外な関係」噛むこと研究室 ロッテ

[文:あんしん漢方]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

<この記事を書いた人>あんしん漢方薬剤師 山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。
「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-Youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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