差し入れに絶対喜ばれる! 東京の「最強テイクアウトから揚げ」3選

2022年5月2日(月)10時49分 食楽web


カラアゲニストが薦めるテイクアウトからあげとは? | 食楽web

 GW中に知人・友人の家に食事に招かれたり、逆に自宅に招いたりする人、けっこういるんじゃないでしょうか。そんなときに差し入れやオードブルとして喜ばれるのが、実はみんな大好きなからあげ。好みの分かれる最新スイーツやお酒とは違い、実はお土産や差し入れに持って行ってもイヤな顔をされることはまずありません。

 今回は、冷めても美味しさが損なわれない絶品からあげが買えるお店を、日本唐揚協会認定カラアゲニストであり、からあげライターとして食楽webでも連載中の松本壮平氏に、厳選して紹介してもらいました。

からあげマニアも唸る東京最強のテイクアウトからあげ|中津からあげ専門店 吉吾(駒込)


「吉吾セット」。奥左・元祖からあげ、奥中・元祖からあげにんにくなし、奥右・塩からあげ、手前左・やげん軟骨からあげ、手前右・砂肝からあげ

 首都圏にあるからあげテイクアウト専門店の中でも、筆者を含むカラアゲニストたちの圧倒的支持を集めているのがこの『中津からあげ専門店 吉吾(きちご)』。オーナーと店の多くのスタッフは、からあげの聖地とされる大分県中津市の出身。まさに聖地の味を再現したからあげが味わえます。


JR駒込駅東口から徒歩1分ほどで到着

 テイクアウトに便利な紙のパックに入った「吉吾セット」は、好きなからあげ3個のほか「砂肝からあげ」「やげん軟骨からあげ」のセット。画像は、醤油味の「元祖からあげ」「元祖からあげにんにくなし」「塩からあげ」。

「元祖からあげ」は大ぶりで、食べごたえがありそうなルックスです。にんにく入りで、中津産の醤油を使用。肉を柔らかくする成分を含むリンゴや10種類以上のスパイスなどを入れた特製のタレに半日漬け込んでいます。肉は柔らかく、カリッとした衣とのバランスが非常にイイ。「にんにくなし」はショウガの風味が際立ち、ものすごく爽やかな味わい。飲み込んだあとも、口中からのど元あたりに風味が残って、しばらく余韻を楽しめます。


元祖からあげ。片栗粉の衣がカリッとしていて柔らかい肉とのバランスが秀逸

 また、「砂肝」はコリコリした食感ながらも柔らかく、すぐに飲み込むのがもったいないほどの美味しさ。「やげん軟骨」は胸のあたりの軟骨で、一羽から一本しかとれない希少部位。コリッ、カリッ! とした食感で、ビールと一緒に食べたくなります。もはやこれは“宅飲み”のアテのためにできたんじゃないか? とさえ思える最強のセット。ホームパーティーなどに持って行くと絶対喜ばれると思いますよ。

●SHOP INFO

店名:中津からあげ専門店 吉吾

住:東京都豊島区駒込2-14-8

健康的でウマい!“グルテンフリーからあげ”| 鶏&デリ(戸越)


グルテンフリーからあげ・もも(骨なし)。サックリ食感の衣が印象的

 次にご紹介するのは、東京の三大銀座商店街のひとつ、戸越銀座商店街の『鶏&デリ』で買えるグルテンフリーのからあげ。グルテンとは小麦や大麦などに含まれるたんぱく質の一種で、グルテンフリーとは小麦粉不使用という意味。つまり、小麦アレルギーの人はもちろん、健康意識の高い人にも喜ばれるからあげなのです。


東京の三大銀座商店街のひとつ、戸越銀座商店街にあります

「グルテンフリーからあげ・もも(骨なし)」の衣は片栗粉のみ。漬けダレはハワイ生まれのアロハ醤油をベースにしています。アロハ醤油は日本の醤油よりもやや甘く、マイルドな味わいが特徴。これにニンニクやスパイスなどを混ぜ合わせて作った、秘伝のグルテンフリーダレに6時間以上漬けこんでいるんです。

 衣は油っぽさゼロで、サックリとした食感。肉の味付けはやや濃いめ。肉質は柔らか&ふんわりという印象で、かすかに甘みも感じます。小麦粉の入った普通の醤油からあげと何ら変わらぬ美味しさで、ビールがグイグイすすみます。


グルテンフリーからあげ・すなずり。シコシコした食感がお酒に合いすぎる!

 そして「グルテンフリーからあげ・すなずり」。すなずりとは砂肝のことです。コリコリした食感を予想していましたが、意外にしなやかな歯ざわりでシコシコ食感です。これまたビールのアテにぴったりな一品。ウマいのに健康的なからあげです。

●SHOP INFO

店名:鶏&デリ

住:東京都品川区戸越1-16-8

トビウオの旨みがスゴい!絶品すぎる「アゴだしからあげ」|福まん家 葛西店


『福まん家』の「アゴだしから揚げ・プレーン」

 からあげの味付けといえば、醤油ベースか塩ベースが一般的。しかし近年、だしベースのからあげが急速に増えています。特に注目はアゴだしからあげ。ご存知、トビウオのだしです。脂肪分が少なく、上品な味が出るアゴは、実はからあげとかなり相性が良いんです。


東西線・葛西駅から徒歩で数分のところにあります

 アゴだしからあげの名店の一つが、九州・長崎に本店を置く『福まん家』。長崎・平戸のアゴや、五島列島の椿油を使った秘伝の漬けダレで味付けをしています。その東京の2号店となる葛西店で、アゴだしからあげを味わえます。

 一番人気の「アゴだしから揚げ・プレーン」は、ひと口目から度肝を抜かれます。何しろアゴの香りと旨みの攻撃力がスゴい! 思わず「うおっ!」と声を上げそうになりました。アゴの旨みが強力に口の中を支配する勢いで、超がつくほどの美味しさです。


味わい深い肉汁もたっぷり!

 鶏肉の味わいも十分で、これとアゴが見事にタッグを組んでいる“ダブル旨み”といったところ。しかもあっさりしているので、アゴの上品ですっきりした旨みがさらに引き立ちます。これは何個でも食べられそう。おかずにすれば、きっとご飯もかなり進みそうです。

 もうひと品、「九州甘醤油」はプレーンの持つ“ダブル旨み”に加え、食欲をソソる甘辛い味がプラスされた、いわば“旨さのトリプルパンチ”を繰り出してくるからあげ。とろりとしたタレがシャリッとした食感の衣によく絡み、コク深い鶏肉と混じり合って、まさに美味しさの3段重ねという印象です。

 トビウオのだしは「顎が落ちるほどに美味しい」ことからアゴと呼ぶらしいのですが、このからあげは顎が落ちるどころか、あまりの美味しさで口角が上がりっぱなし。差し入れ先でもこの美味しさで笑顔が見られること請け合いです。

●SHOP INFO

店名:福まん家 葛西店

住:東京都江戸川区中葛西3-29-4 佐藤ビル1F

※写真や情報は取材当時の内容です。最新情報とは異なる場合があります

●著者プロフィール

松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。

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