「桔梗信玄餅」のビール...だと? 黒蜜×きな粉を使ったクラフトビア「Kuromitsu Black」が意外なドライさ
2023年5月6日(土)17時0分 Jタウンネット
本家「桔梗信玄餅」だけではなく、桔梗信玄生ロールケーキや桔梗信玄生プリン、リキュール「桔梗信玄黒蜜きな粉」など、いろんな甘い商品を販売している桔梗屋(本社:山梨県笛吹市)。どれも濃厚な甘さが特徴だった。
ところが、今回紹介するのは甘くない「桔梗信玄」である。
桔梗信玄餅で使用されている黒蜜ときな粉を使用したビール、その名も「桔梗信玄 Kuromitsu Black」だ。
信玄餅がリキュールどころかビールにまでなっていたとは......振幅の大きさに動揺してしまう。
これはクラフトビールの製造販売を行う「Far Yeast Brewing」(山梨県北都留郡)が桔梗屋とコラボして誕生したビール。
Far Yeast Brewingの公式サイトによれば、食品として品質には問題はない「桔梗屋の製造工場でどうしても出てしまうきな粉のロス」の一部も使用しているという、食品ロス削減にも一役買っているビールなのだ。黒糖、そしてきな粉のビールがいったいどんな味なのか。さっそく飲んでみた。
甘......くない!
グラスに注ぐと、現れたのは黒蜜を彷彿とさせるような真っ黒なビールだった。
この香ばしい匂いは黒糖なのか、それともきな粉だろうか。どこかコーヒーのようでもあり、通常の黒ビールよりもっと香ばしさがある気がする。
黒蜜ときな粉のビール、ということは結構こってりしていて甘いのかなと思っていたのだが、この「桔梗信玄 Kuromitsu Black」、意外にもすっきりしたドライな味わい。匂いはどちらかといえば甘いのに、飲み口には酸味も感じる。
黒糖ときな粉を使ったビールがこんな味わいになるなんて、不思議だ。
アルコール度数は3.5%とビールにしては低めなので、普段あまりビールを飲まないという人でも挑戦しやすいかもしれない。記者的にはかなり飲みやすく感じた。
おつまみや食事と一緒にはもちろん、本家・桔梗信玄餅とも楽しめた。
価格は税込858円。桔梗屋の公式ECサイト、桔梗屋本社売店をはじめ、JR甲府駅ビル「セレオ」内「ワインセラー」「カフェ&ワインバー 葡萄酒一番館」などで販売されている。