「GWに7人で行った九州旅行。泊まる場所が見つからず、ファミレスで付近の宿に電話しまくっていたら...」(愛媛県・50代男性)
2025年5月7日(水)20時30分 Jタウンネット
愛媛県在住の50代男性・Mさんは、25年ほど前のゴールデンウイークに、家族と友人と一緒に九州旅行に出かけた。
そこで急遽、見知らぬおばあさんの家に宿泊することになって......。
<Mさんからのおたより>
今から約25年前のゴールデンウイークのことです。家族(私・妻・長男6歳・長女4歳・次男1歳)と私の友人2人の合計7人で九州へ車で旅に出かけました。
当初は2泊3日の予定だったのですが、急遽3泊することに。その3泊目の夕方、長崎に居た私たちは宿泊場所が決まらないままファミリーレストランで夕食をとりながら付近の宿に片っ端から電話したのですがゴールデンウイーク真っ只中ということもあり、空いている宿は皆無。
「どうしよう......」と途方に暮れながらファミレスの会計を済ませていると、近くで食事をしていた一人のおばあさんが声をかけて下さったのです。
「うちに泊まりに来る?」
「うちに泊まりに来る?」
おばあさんはそう言ってくださったのです。まだ小さな赤ん坊も居たので警戒心無く、良くしてくれたんだと思います。
とはいえこちらは大人数。「いくらなんでもそれは......」と、ご遠慮させて頂こうとしたのですが「昨日まで息子家族が帰省していたけれど丁度帰ったところだし、遠慮せずに!」と勧めて下さり、結局お言葉に甘えさせていただくことになりました。
おばあさんの車について御宅に着くと、それはそれは立派な茅葺屋根のお家。
順番にお風呂もいただき、風呂上がりにはビールとおつまみ、子供達にはジュースまで出してくださって、深夜までおばあさんと話に花が咲きました。
そして翌朝出発する際にはおにぎり弁当まで頂き、本当に大変良くして頂きました。
世の中にはこんな優しい人も居るんだと思いました。
その節は本当に本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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