【詐欺師のレシピ】第6回:さすがは海鮮がウマい釜山(プサン)の詐欺師!「白ワイン海鮮チャーハン」に感動…!!
2025年5月11日(日)13時0分 ロケットニュース24
結果としてマシッソヨ〜だった(うまかった〜)のだが、なんと彼女はもうひとつ秘伝のレシピを持っていた。
それこそが今回紹介する「海鮮チャーハン」なのだが、チャーハン狂の私でさえ「!」となる感動の味だったので情報共有せざるを得ない。
・海の女
まず今回のポイントとしては、韓国の詐欺師J.pY嬢が、ソウルなどではなく「釜山(プサン)」出身であることが挙げられる。
私も過去、連載「5万円海外旅行」で釜山に行ったことあるが、とてもいい街。そして釜山といえば……海鮮(シーフード)だ!
そんな海の女・J.pYが指定してきた魚介類は、「エビ、イカ、ホタテ」。エビとイカはよくあるが、ホタテとは……やりおる!
さらに「ワインを少し加える」との助言も炸裂。魚介といえば白ワイン。相当にシーフードを知り尽くしているぞ、J.pY嬢!!
てな感じで、調理師免許も所持しているチャーハン研究家の私が、私なりに「解釈」したレシピならびに作り方は以下の通り。
【材料】
・ごはん(冷メシを推奨)
・たまご1個(溶いておく)
・小さいエビ(冷凍のものを解凍して使用)
・大きいエビ(冷凍のものを解凍して使用)
・イカ(冷凍のものを解凍して使用)
・ホタテ(缶詰のを、まるまる1缶使用)
・シオコショー(適量)
・味の素(適量)
・白ワイン(大さじ1)
【作り方】
1、小さいエビと、イカを、細かく切っておく。大きいエビは、そのままでOK。
2、中華鍋に油をしき、エビ、イカを炒める。適度にシオコショーで味付けもしておく。
3、炒めた海鮮類は、いちど鍋から外し、お皿などによけておく。
4、あらためて中華鍋に油をしき、ごはんを炒める。
5、溶いた卵を入れて鍋を振りながらよく炒める。
6、さきほど(3で)作った「大きいエビ」以外の魚介類をinする。
7、シオコショー&味の素で味付け。
8、大きいエビと、白ワイン(大さじ1)を投入して仕上げ的に炒めて……
\(^o^)/ 完成\(^o^)/
して、そのお味は──
これは、完全に「あたらしいチャーハン」だ。
こんなにも美味しいチャーハン……それも、今まで食べたことのない系のチャーハンが家で楽しめるとは……と素直に感動。
この味の決め手は、間違いなくホタテである。炒めているうちに細かくほぐれたホタテは、どんな状態からでも れんげ に入り、口へもイン。
そんなホタテが、すさまじくイイ仕事をしているのだ。ウマミは半端なく、香ばしくもあり、独創的でもあり、この「野菜なきチャーハン」を一級品のチャーハンへと押し上げている。
細かく刻んだエビとイカも大正解。この「魚介を小さく刻む」というワザは、あの伝説的な詐欺師チャーハン「石川式」で学んだものだ。
そして、あえて刻まなかった「大きいエビ」がゴージャス感を演出。もうこれ、売れる。なんなら行列。名物にもなる。そんなチャーハン。
あと言い忘れたが、白ワインも素晴らしい仕事っぷり。最後の白ワインが、まるでオーケストラの指揮者のように “すべてをまとめあげている感” もあり、なんなら大さじ1ではなく、大さじ2でも良かったかな……とも思った。
・アレンジの可能性は無限大
なお、今回の「野菜なきチャーハン(すなわち、チャーハンの基本とも言えるネギを入れないチャーハン)」でも十分にウマイが、いろどり的にネギを入れても良いかとも思った。
ただし、その際は長ネギの白い部分ではなく、青々とした万能ネギを使うのが良いかと。シーフードにも合いそうだし。なんなら切らないで「添える(寝かす)」のも良いだろう。レモンを絞っても良いかもなぁ〜(妄想、止まらず)。
海鮮で有名な釜山の詐欺師は、チャーハンにも海鮮を入れる。そしてそれは、「釜山の誇り」も垣間見えるほど激ウマだった。
嘘をつくのが詐欺師である。だが人間、地元の誇りある食べ物の前では嘘をつかない。たとえ彼・彼女らが詐欺師であっても──。
執筆:迷惑メール評論家&チャーハン探求家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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