「一生に一度は食べたい!」佐賀・嬉野温泉『佐嘉平川屋』の湯豆腐とパフェに全国から人が殺到する理由

2024年5月12日(日)10時48分 食楽web


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●オープンと同時に満席になる話題のお豆腐屋『佐嘉平川屋 嬉野店』。看板メニュー「温泉湯豆腐定食」と「平川屋パフェ」を食べに行ってきました。

「日本三大美肌の湯」として知られる佐賀の嬉野温泉。西九州新幹線の開業によって益々注目を集めている温泉街です。そこに、全国各地からお客さんが訪れるお豆腐専門店『佐嘉平川屋 嬉野店』があります。

 SNSで知って以来、ずっと行ってみたいと思っていましたが、関東在住の筆者にとってはちょっと遠い存在。しかし先日、ついに念願かなって訪問できました。そこでいただいたお豆腐グルメは、今までのイメージを覆すものだったのでご紹介します。

創業70年以上の歴史を持つ老舗お豆腐屋さん


嬉野温泉バスセンターから徒歩約11分

 全国有数の大豆の産地である佐賀県に店を構える『佐嘉平川屋 嬉野店』。このお豆腐屋は、わざわざ他県からお豆腐を買いに来る人がいるという人気店。レストランの開店10分前に訪れるとすでに受付表には名前がずらりと記入されていました。

お豆腐を様々な楽しみ方でいただける「温泉湯豆腐定食」


「温泉湯豆腐定食」2000円

 江戸時代、旅人に親しまれる宿場町だった嬉野温泉。温泉水を使った湯豆腐は、当時から食べられていた歴史ある名物料理です。特殊な性質を持つ嬉野の温泉水で煮るからこそ、お豆腐が溶け出して、クリーミーな大豆の甘みが感じられると大人気。

『佐嘉平川屋 嬉野店』の「温泉湯豆腐定食」では、温泉湯豆腐をはじめ、季節のお豆腐、煮汁での〆雑炊と様々な方法でお豆腐が楽しめます。


温泉湯豆腐とごはんはおかわり自由

 温泉湯豆腐はポン酢とごまだれの2種類で。口に入れると、お豆腐の香りがふわりと香り、ほろほろと。最後はとろーっとまるでアイスクリームが溶けるかのようになくなっていきました。今まで出会ったことがないお豆腐の味わいと感覚。遠方から訪れる人が多い理由に納得です。

 ひとしきり温泉湯豆腐を楽しんだら、お豆腐と温泉水で煮込まれた野菜を。とても濃厚な仕上がりです。とろっととろける舌ざわりとともに、口いっぱいにあふれる旨味はたまりません。


店員さんに声をかけると作ってもらえる〆の雑炊

 湯豆腐と野菜を楽しんでいるうちに、鉄鍋の中にあったお豆腐は溶けて白濁の煮汁に。温泉湯豆腐を心ゆくまで堪能したら、その白濁の煮汁を利用して〆の雑炊をいただきます。

 温泉水とお豆腐が溶け出した煮汁を吸い込んだ雑炊は、旨味がたっぷりでリゾットのようにクリーミー。今まで食べてきた雑炊の中で1番といっても過言ではないレベルでした。

濃厚なのにさっぱりな「平川屋パフェ」


「平川屋パフェ」980円

「温泉湯豆腐定食」の人気もさることながら、話題になっているのが「平川屋パフェ」。豆乳ににがりやでんぷんを加えて固めたもちもちの呉豆腐に、豆腐白玉、豆乳ソフトクリームとお豆腐専門店らしいパフェです。

 ボリューム満点のパフェなので、食後のデザートとしていただくなら、複数人でのシェアがおすすめ。パフェグラスまでキンキンに冷やされていて、こだわりぶりが垣間見えました。


パフェには黒蜜ときなこのトッピング

 全体的に豆乳の香りがふわっと楽しめ、甘さは控えめ、後味スッキリ。特に、こんにゃくゼリーのようなもっちり食感の呉豆腐がクセになります。トッピングの黒蜜ときなこが豆乳とお豆腐づくしのパフェのアクセントに。大きなパフェですが、全く飽きることなく、あっという間に完食してしまいました。

調査結果

 佐賀県の嬉野温泉にあるお豆腐専門店『佐嘉平川屋 嬉野店』は、全国各地から観光客が訪れるグルメスポット! 今までのお豆腐は大差ないと思っていましたが、そのイメージを大きく覆される食の体験ができました。とてもやさしいお味なので、食べ終わった時にはホッとやさしい気持ちに。お豆腐グルメを満喫した後は、温泉でゆっくりするのがおすすめです。

(撮影・文◎Kanako)

●SHOP INFO

佐嘉平川屋 嬉野店

住:佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙1463
TEL:0954-43-1241
営:9:00〜18:00、お食事 10:00〜18:00(L.O.17:00)
休:なし
https://saga-hirakawaya.jp/brand/shop/

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