発達特性がある小学生向け「まるぐランド for HOME」ベネッセ

ベネッセコーポレーションは2024年8月1日、発達特性から学びにくさを感じている小学生向け家庭学習支援「まるぐランド for HOME」を開始する。授業は毎回、個別指導35分、保護者への報告5分の40分。月4回または2回のコースを選択できる。体験授業の予約受付開始は6月1日。

　「まるぐランド for HOME」は、ひとりひとりの発達特性にあわせた教材で、自学自習のタブレット学習と、その学習内容に連動したオンライン個別指導を提供する。

　タブレット学習用の教材は、事前チェックテストで特性を把握したうえで、「目で見て理解することが得意で、漢字の読みが苦手」「耳で聞いて理解することが得意で、漢字の書きが苦手」など、子供それぞれが取り組みやすい個別最適化された学習素材を提供。

　子供がやる気を失わずに取り組めるよう、解答を間違えた際は「×」ではなく「？」などで表示でき、「書き」問題の判定基準を3段階から調整可。学年別の教材はなく、好きな学年のレッスンに取り組むことができる。取組みに応じて提供される「バッジ」「ゲームチケット」では、頑張りを可視化することで自己肯定感を育み、学びの意欲を高めるという。

　教材に取り組む際は、専門的な研修を受けた講師による双方向型でのオンライン個別指導を受けながら行う。講師が子供の読み書きの苦手さと特性に寄り添い、無学年で読み書きという「学びの基礎スキル」を育むとしている。

　保護者には、毎回の指導後に講師が取組み状況を報告。受講生の日々の取組み状況や正答率のレポートは、スマートフォンで確認することができる。そのほか、入会直後と年2回のカウンセリングで公認心理師や元教員など、子供の発達や教育に関する資格保有者に悩みを相談できる機会を提供するなどのサポートも実施するという。

　授業は毎回、個別指導35分、保護者への報告5分の40分。月4回または2回のコースを選択できる。8月開講にあたり、6月1日より体験授業の予約受付をスタートする。受講費をはじめとした講座詳細や体験授業などについては、今後、Webサイトにて周知するとしている。