ありあけ「横濱ハーバー」の詰め放題に挑戦！ お得すぎるアウトレット工場へ潜入したら、欲しい物だらけだった

神奈川県民の定番土産の1つともいえる、ありあけの「横濱ハーバー」（以下、ハーバー）。船の形をした1個で税込216円と、ちょっと高級ラインの人気の焼き菓子です。しかし、老若男女問わず、万人ウケするそのおいしさで定評のある「ハーバー」を詰め放題できる場所があるんだとか。これは行くしかない！ と、5月5日に足を運んでみました。

ルールをクリアして、お得に「ハーバー」をGET！

場所は「ハーバー」を製造する工場に隣接した店舗「ありあけマルシェ」（神奈川県藤沢市菖蒲沢39）です。ありあけが提供する「ハーバー」のほか、クッキーやパウンドケーキなど、製造工程で出る規格外商品をお得に購入できます。そして店内に入り右側には、一心不乱にハーバーを詰め込む人だかりが。筆者もスタッフに声をかけ、挑戦することに！
スタッフから手渡されたのは、25×15センチほどのビニール袋で、マチなし。1袋につき1080円（税込、以下同）で詰め放題ができます。ですがこの詰め放題、話を聞くといくつかの条件がありました。まず、袋の上部を必ず縛った状態でレジへ行くこと。そして、袋から飛び出してよいのは商品の3分の1まで、袋が大きく破損した状態はNGなど。支払いは後払いで条件をクリアしないと、支払いができません。
何はともあれ、詰め放題では必須行為の袋伸ばしをするわけですが、無理に伸ばそうとすると袋が簡単に破けてしまいそう。攻め方のポイントが見つからないまま詰めるのは、失敗の確率が上がる。とはいえ、これ以上考えても仕方がないと、この日に用意されていた、定番のダブルマロンから詰め込みます。続いてショコラクルミ、隙間にミニを入れて、そこからは「ハーバー」が潰れない程度にとにかく詰める、詰める、詰める！

個包装内の空気と袋の上部を“縛る”難しさ。コツは？

しかし、これがなかなか難しいのです。個包装の中に入っている空気で、思うようにうまく詰められない……。そんなとき、右奥にいた女性客の1人がこう言ったのです。「早めに袋を縛ってから詰めるんだよ。じゃないとこれ、縛れなくなるから」と。……まさに、その通り。コツはそこにあったのかと、いくつか詰めた「ハーバー」を抜いてみても、不器用な筆者にとって袋を縛るのは、至難の業でした。
こよりのように袋を細く、丁寧に伸ばして1回くくることはできるのですが、もう1度くくることが猛烈に難しい。そこへ手先の器用な夫が登場。袋を指さし、「これ、縛ってくれないか？」と真剣に頼みました。格闘すること5分以上、ようやく縛れた！ と拍手をする筆者に、「これ、そんなに頑張らないといけないことなのか？」と、冷ややかな夫。「詰め放題は己との戦いなり！」と心の中で返答し、縛り終えた袋を少しずつ伸ばしてまた、詰めていく。

成果は計17個！ 約2100円分お得に

そうこうして詰め終わったのがこちらです。もうパンッパン！ 会計を済ませて車に戻り、これ以上潰れないようにとすぐに袋から出しました。ダブルマロンが7個、ショコラクルミは5個、ミニが5個の計17個。定価に換算すると、3267円分という結果に。約2100円分、お得に詰められました。ミニの賞味期限は6月3日、ダブルマロンとショコラクルミは6月28日と30日。十分ではないでしょうか。

アウトレットならではの福袋も

詰め放題を終えて店内をぐるりと回ると、おいしそうなパンがズラリ。巨大な野球ボールをかたどった「メジャー級メロンパン」540円や総菜パン、福袋が1080円と2700円の2種類用意されていました。それぞれ、正規価格の50％オフだとか（割れや型崩れ、賞味期限が近い商品を含む）。仲の良い人や家族へのお土産に、とても喜ばれそうです。
ほかにもアウトレットならではのサブレが14枚やパウンドケーキがそれぞれ540円など、サステナブルスイーツも数多くそろえており、ついついあれも、これもと手を伸ばしたくなりました。今回紹介した「ハーバー」の詰め合わせは、毎日開催しているイベントではありません。開催情報は、同店公式Instagramのストーリーズで発信中なので、情報をチェックしてから足を運んでくださいね。
DATA
ありあけマルシェ（神奈川県藤沢市菖蒲沢39）
営業時間：平日 10〜18時／土日祝日 9〜18時　※定休日なし
(文:石井 有紀)