「家賃があと1万円高くても住みたい」と思う賃貸物件の条件、「防音」「バストイレ別」「築浅」「宅配ボックス」などを抑えた断トツ1位は?
2025年5月20日(火)12時2分 マイナビニュース
AlbaLinkは5月16日、「住みたい賃貸物件の条件」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は4月23日〜29日、賃貸物件に住んでいる10代〜50代以上の男女500人(女性345人/男性155人)を対象にインターネットで行われた。
家賃があと1万円高くても住みたいと思う条件を聞いたところ、「公共交通機関に近い」(32.6%)が1位に。「現在駅まで20分かかるため、できるだけ駅に近いところに住んだほうが楽だなと感じたから」「駅に近いことで通勤のストレスを減らせる」といった声が寄せられ、日常生活で公共交通機関をよく使う人にとっては、ストレス軽減に大きく貢献する重要なポイントであるよう。
続く2位は「防音性能が高い」(23.2%)で、隣人の生活音や、子育て中に自分・子どもが出す音など、防音性能の不足が「音を出してしまう側」「騒音を聞く側」のどちらにとっても負担になっているよう。以下、3位「バストイレ別」(19.2%)、4位「築年数が浅い」(18.4%)、5位「宅配ボックスあり」(11.8%)と続き、賃貸物件を選ぶ際に重視する条件は、利便性・快適性・安全性に大別できることがわかった。
一方、家賃が1万円高くなるならいらないと思う条件では、こちらも「公共交通機関に近い」(39.6%)が断トツの1位に。理由を聞くと、「10〜15分歩くくらいならいい運動になるし、苦には感じないから」「基本は車かバイクで移動するため」「在宅勤務が増えており、通勤する回数が激減しているから」といった声が寄せられ、「何が何でも駅チカ」という人だけではなく、家賃とのバランスを優先する人も多いことがうかがえた。
以下、2位「宅配ボックスあり」(12.8%)、3位「築年数が浅い」(11.0%)、4位「バストイレ別」「オートロックあり」(ともに9.6%)と続き、「家賃があと1万円高くても住みたいと思う条件ランキング」の上位と同じ項目もランクインしていることから、個人の生活環境や価値観によってニーズが異なることが明らかに。「利便性」「快適性」「セキュリティ」は重要であるものの、必須条件とはしない人も多いことがわかった。
なお、「家賃を1万円上げることに抵抗を感じる理由は何か?」と尋ねたところ、圧倒的に多かったのは「家計に響く」で32.4%。次いで「貯金できなくなる」(14.0%)、3位「固定費はなるべく抑えたい」(13.2%)と続いた。