「僕の職場にはそんなママいない」「みんな楽しそうに両立してる」妻を否定、義母を擁護の夫をスカッと一刀両断!その一言とは

2022年5月19日(木)12時48分 マイナビ子育て

バブリーたまみさんの著書『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』(自由国民社)は「夫婦で一緒に育児」したくてもうまくいかないママたちに向けて、ママ自身がラクになるための考え方のヒントを紹介。夫や義父母にモヤモヤしたとき、「自分さえ我慢すればいい…」と思う必要はありません!

>>>▶︎前回の話「産後のガルガル期で姑が無理に!夫は「母は悪気はない」の一点張り」を見る

嫁と姑混ぜるな危険! 世にも恐ろしいガルガル期②

かずひろ「いやいや…、人の親を無理とかいうのが、正常ということですか? うちの親は僕らのことを思ってやってくれてるんですよ?」たまみ「はい。正常運転です。私も普通にありましたから。しかも良かれと思ってやられることが、一番タチが悪いんですよね。断れませんからね。」まい「そうなんです。断れないんです! だから本当にタチが悪いんです! 良かった〜。私がおかしいのかと思ってました…。」たまみ「今から話すことはすごく大事なことなので、しっかり2人とも聞いてください。これを知ってるか知らないかで大きく変わってきます。今まいさんは多分【ガルガル期】ではないかと思われます。」

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ガルガル期とは

出産後に働く母性本能の一つでホルモンの変動が影響でイライラしたり気性が荒くなったり攻撃的な態度をとったりしてしまう時期のことを指します。動物が出産後に威嚇をして赤ちゃんを守ろうとする防衛本能から連想してガルガル期と呼ばれるようになりました。医学的にはガルガル期という呼び方はないそうです。ちなみに私は2人の子どもがいますが、どちらも産後がっつりガルガル期がありました。ガルガルする対象は1人目と2人目で違いました。出産後1年すぎくらいまで続きました(人によって違う)。辛かったな〜。

たまみ「私が相談にのったママさんたちも、義理の両親や実親や夫に対して攻撃的になってしまうというケースはとても多かったです。そしてこれは周りも辛いのですが本人が一番辛いです。ずっとイライラしてしまうからです。些細な言葉ですら毎回カチンときてしまう。そして自己嫌悪になり、そんな自分なんてダメだと自己否定がはじまるんです。」かずひろ「たまみさんはそう言いますが、僕の職場のママさんたちにそんな人はいませんよ? みんな楽しそうに仕事と子育てを両立しています。両親とも仲良くしている人ばかりです。僕はまいがちょっと気にしすぎだと思います。女同士なのになんで仲良くできないのか…。母はただ孫ができて喜んで…。」まい「もうかずくんは、マザコンすぎる!なんで私の気持ち分かってくれないの!?」たまみ「かずひろさんの気持ちは分かりますが、職場では多くの方がそんな一面を見せてないだけだと思いますよ。『私は今ガルガルしてま〜す!』なんてわざわざオフィスの中で公言する人なんていません。でも母である誰もが、あの産前・産後に自分がコントロールできないくらいの何かに襲われたことはあるかと思います。表ではキラキラしているあの人も、裏では泣いている、怒っているってことがほとんどです。」かずひろ「そんな風には見えないけどな…。」たまみ「そんな風に見せないようにするんですよ。私も見せないようにインスタグラムではキラキラしてましたから(笑)まいさんに質問ですが、姑さんがりんちゃんを可愛がっているとモヤついたり、触らないでほしいとか思ってしまったりしますか?」まい「正直なところ…ありますね……。お義母さんがいない時ですら『お義母さんが次こうしたらどうしよう!』とか勝手に想像して、本当にイライラしてしまいます。たまみさんもそんな時ありましたか?」たまみ「もちろんありましたよ! その対象になっている人から、『可愛い♡』と言われるだけでも嫌でしたね。抱っこされるなんて見るに堪えなかったです。赤ちゃんを捕られるんじゃないかってガルガルして見張ってましたよ(笑)本当に寝不足とホルモンバランスって恐ろしいですよ。」まい「分かりすぎます…。」たまみ「それは赤ちゃんを外敵から守ろうとしている一つの本能であることを忘れないでください。それを自分の人格や性格が悪いと思ってしまうと苦しくなる。そうじゃなくてまいちゃんは、今一生懸命本能むき出しで赤ちゃんを守ろうとして攻撃的になってしまっている〝正常な反応〟だと知ってください。産後すぐのメスライオンが、赤ちゃんを守ろうと殺気だってますよね? それと同じで私たち人間も必死で赤ちゃんを守ろうと、干渉してくる人、寄り添ってくれない人、清潔でない人、非協力的な人などを敵だとみなし攻撃的になる。そうやって赤ちゃんを守ろうとしてるんです。まいちゃんの性格や人格ではなく、そういう時期だということを2人はまず知ってください。ただ周りがそれを理解せずに、今後もずっと寄り添ったり配慮しないと、俗にいう産後クライシスで離婚のケースにまでいたることも珍しくないです。」かずひろ「りっ離婚!? こんなことで?」たまみ「はい。産後にこういったホルモンバランスの乱れや寝不足で攻撃的になったり情緒不安定になったりすることが、生理現象として起こることをお互い知らず、人格否定に走ってママは『あなたは何も分かってくれない!私だって頑張ってるのに』そしてパパは『お前はおかしい!! 気にしすぎだ!! なんでお前はこんなに変わったんだ』とぶつかりあって離婚するケースは少なくないです。無知って本当に怖いんですよ。」

(バブリーたまみ『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』(自由国民社)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

>>>▶︎『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』のほかの回も見る  (8月3日〜6日まで毎日更新!)

書籍『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』について

本当は夫婦で子育てしたいのに、夫は仕事ばかりで育児を丸投げ、挙げ句の果てに義父母がグイグイ介入……。そんな環境に不満を感じている自分に対しても嫌気がさしてしまい、八方塞がりになることもありますよね。

バブリーたまみさんの著書『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』(自由国民社)は、子育てや夫婦関係にまつわるモヤモヤを解決するヒントを、漫画やイラストでわかりやすく紹介しています。

さまざまなママやパパの声を聞いてきたバブリーたまみさんならではのポジティブ&寄り添ったアドバイスで、心がラクになること間違いなし!

夫婦で読めば、それぞれの子育てに対する向き合い方はもちろん、自分やパートナーに対する考え方が変わるきっかけになるかもしれません。

バブリーたまみさんのプロフィール

ママ界のエンターテイナー 2児のママ。SNS総フォロワー14万人。8歳の時に母親が失踪、父子家庭で育つ。その経験を通して、「ママである自分自身を犠牲にしすぎる育児はやめよう」「ママである自分をまずは大事にしよう」「ママの笑顔がいちばん」というメッセージを日本中のママ達に伝える活動をしている。SNSやYouTube、音声ラジオVoicyなどで独自の世界を配信。オンラインサロンは延べ1400人以上のママ達が在籍。ママ・パパや子ども向けのイベントを全国で開催し、多方面で元気を拡散する活動をおこなっている。キングレコードからメジャーデビューを果たし、アルバム『ママの笑顔がいちばん〜スーパーポジティブソングス!〜』 『ママ、いっしょに幸せになろうね〜爆笑サプリメントソングス!!』を 発売。音声ラジオVoicy2022年ランキング子育て部門第1位。出演メディア:NHK総合『ひとモノガタリ』、フジテレビ『ノンストップ!』 フジテレビ『バイキングMORE』などがある。その他メディアにも多数出演。

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