【公式レシピ再検証】ホテルオークラの「フレンチトースト」を元料理部が本気で作ってみた → コスパ最強だった

2025年5月21日(水)21時0分 ロケットニュース24

「ふわっふわでトロける食感」「人生で一番美味しいフレンチトースト」──。

そう言われることもある「The Okura Tokyo(旧:ホテルオークラ東京)」看板メニューの「オークラ特製フレンチトースト」

オールデイダイニングで提供される人気の一品だ。

そんな逸品のレシピがホテルオークラの公式サイトで公開されており、実は過去に当サイトでも紹介している。

ただ、本当にあの高級ホテルの味を庶民のキッチンで再現できるのか? 気になって仕方がないので、一応、元料理部、元食品メーカー勤務の筆者が改めて検証してみた。

・レシピは公開されていたが……
早速、レシピを見ていこう。

詳しい作り方や材料は公式サイトを確認していただきたいのだが、必要な材料を混ぜ、浸す時間は……

なんと片面12時間!

ってことは、漬け込みだけで合計24時間ってことじゃないか!? 全然気軽に作れない……。さすが、ホテルオークラ。

でも、ここで諦めてはホテルオークラにも、フレンチトーストにも失礼だ。

というわけで、とにかく忠実に従うと心に決めた。

ここからは、フレンチトースト優先の生活リズムを組み立てていくことに。

思い立ったのが木曜日の午後。金曜日の朝から準備すれば、ちょうど休日の朝にゆっくりとホテルオークラ風のフレンチトーストが楽しめるじゃないか……!

ということで、「休日のモーニングタイムにホテルオークラの再現フレンチトーストを楽しむ計画」を発動した。

・材料はこちら
パンは4枚切りのものを購入。食パン専門店で購入するか迷ったが、ここは読者にも気軽に再現してほしいので一般的なスーパーで手に入る食パンにした。

レシピと同じく4人前で作っていく。かかった費用はのちほど発表するのでお楽しみに。

・実際に作っていく
卵、牛乳、砂糖、バニラエッセンスを混ぜていく。ここまでは特に変わった作り方ではない。

この卵液に、パンがよく浸かるように丁寧にひたしていく──。

いや、丁寧にひたしてはいるけど、ホテルオークラは絶対、こんな使い古したバットには漬け込んでないと思う。

そして結構、冷蔵庫の場所をとるので要注意だ。

12時間経ったところで、パンの裏表をそっとひっくり返す

できればここで「漬け込んだものがこちらです」とテレビの料理番組のように、完成形が出てきてほしかったなぁ。

ちなみに、この作業のためにママさんバレーには少し送れる旨を連絡した。

仕方ない……。フレンチトースト優先の生活を送ると決めたのだから。

そして、さらに12時間後の翌日。

熱しすぎないフライパンに、バター少々とサラダオイル少々。

そこへパンを投入し、弱火&蓋つきでじっくり15分。両面を丁寧に焼いていく。

完成!!!

・いざ、実食
せっかくなので、仕上げにもこだわってみることに。

公式レシピの写真を参考に、フルーツとメープルシロップもそえて、見た目も完璧に(したつもり)。

……うん、写真だけ見たらほぼ同じじゃない? 甘めの判定で。

実際に食べてみる。

おいしいーーー!!!

表面はふわっと香ばしく、中はとろけるようにやわらかい。どこを食べても甘みとコクがしっかり染みていて、幸せの味がする。

これは……成功って言っていいんじゃないだろうか。家族にも大好評だった。

ただひとつ問題があるとすれば、筆者が本物のホテルオークラのフレンチトーストを食べたことがないということ。

なので、完全再現できているかどうかは正直わからない……すみません

ちなみに、材料費をざっくり計算してみたところ、4人分で約720円

あのクオリティ(食べたことないけど)をこの価格で味わえるなら、コスパ最強と言っていいかもしれない。

気になる方はぜひ下記、参考リンクからレシピをチェックしてみてはいかが?

参考リンク:ホテルオークラ公式レシピ
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.

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