原木シイタケの上に包丁を置いて育てたら…… 340万回再生された興味深い結果に「まさか軸が」「イかれた実験」 1年後……“中の人”に話を聞いた
2025年5月22日(木)7時5分 ねとらぼ
ナイフの先端に穴を開けて、がっちり固定する形でチャレンジ
※以下、包丁が写った画像が続きます。先端恐怖症の人は閲覧に注意してください
●原木シイタケの上に包丁を置いて育てたら……
話題になった動画では、成長中のシイタケにナイフ(包丁)の刃を当てた状態でしっかり固定し、毎日観察してどうなるのか追っています。開始から2日後には、シイタケが成長して少し切れてきたことを確認。3日後も順調な様子で、「何の料理にしよう?」と楽しみが膨らむ投稿主さんですが……?
すると4日後、通常の成長とは違う点に気がつきます……軸(柄)があまり伸びていない!? 6日後には成長が止まってしまったように見えましたが、カサは大きくなっているようでした。そして10日後、収穫タイミングを迎えたシイタケを観察すると、ナイフを当てた部分から左側と右側で成長バランスが崩壊し、片側だけが大きくなった姿がありました。まさかこんな不思議な形になるとは。
完全な“自動カット”とまではいきませんでしたが、ある程度まで切られながら成長することがわかった実験結果には、「小学校時代にやる自由研究みたいでなんか良い」といったコメントから、「短時間でこんな成長するんだ」「ちゃんと横に広がって成長するんですね」と興味が湧いた人の声が寄せられ話題に。ちなみに、投稿主さんは上記以前にも同様の実験を行っており、その際はナイフの固定が甘く、ちょっとだけ切れ目が入った結果となっていました。どちらにしてもシイタケの成長のパワーを感じますね!
●340万回再生された興味深い結果
この動画は現在340万再生を突破し、高評価は5万7000件超を記録。あれからシイタケの“自動カット”実験はどうなったのか? 実験のアイデアの源は? そんな気になる疑問をねとらぼ編集部が投稿主さんに聞きました。
——投稿や記事に寄せられた反響への感想を教えてください
投稿主さん:予想の3倍以上の方々に「ねとらぼ」さんのネットニュースを通じてご覧いただき、素直にうれしかったです。また、視聴者さんからコメントで実験の改善案を提示していただけたのも、好奇心が刺激されて有り難かったです。おかげさまで今年は無事に自動で椎茸を2つに切ることができました。
——毎回とても興味深い実験をされていますが、実験のアイデアはどんなときに浮かぶのでしょうか?
投稿主さん:アイデア出しには基本的にバーチャルの椎茸「V椎茸」を使っています。頭の中に“V椎茸”が生えているのですが、日常生活の中で目にした物や、聞いたことをV椎茸で試しています。その中で「これ面白そう!」「この先現実ではどうなるんだろ?」と思った時に現実で再現してみることが多いです。
(了)
頭の中に“バーチャルシイタケ”が生えるほど、毎日シイタケのことを考えている投稿主さん。同チャンネルでは他のキノコの魅力も発信しており、面白い実験や栽培の様子はInstagram(@okuda_shiitake)/TikTok(@awaji_no_kinokoya_okuda)/X(@okuda_shiitake)でも見ることができます。オンラインショップでは栽培アイテムなども販売中です。
画像提供:YouTubeチャンネル「あわじのきのこや_奥田製作所」さん