宝くじ高額当せんで人生が破滅した世界の7人!自殺、事故、そして殺人未遂まで…

2024年5月21日(火)23時0分 tocana

 もしも宝くじに当選し、一瞬にして大金を手にしたあなたの生活には、どのような変化が訪れるのだろう? 実は高額当選者のその後を調べてみると、軒並み不幸な晩年を送っているとの統計もあるという。今回は、高額当選で人生のドン底に堕ちた世界の7人を厳選して紹介しよう。


1. バリー・シェル(カナダ・オンタリオ州)
 2009年、7月18日抽選のロトくじで440万カナダドル(当時、約3億8,000万円)に当選。換金のため、くじの運営会社に写真つきの身分証明書を提出したが、そのことがキッカケで6年前に起きた窃盗事件の容疑者として指名手配されている事実が発覚。同月20日に開かれた記者会見の席上、笑顔で当選の喜びを語った直後に御用となった。


2. ビリー・ボブ・ハーレル・ジュニア(米国・テキサス州)
 1997年、3,100万ドル(当時、約26億円)の宝くじに当選。キリスト教・ペンテコステ派の宣教師でもあった彼だが、牧場や自動車の購入や自宅の新築に賞金を費やしたうえ、「NO」と言えない性格が災いし、やがてその周囲は金銭の工面を依頼する人ばかりに。やがて妻と離婚し、ストレスから拳銃自殺を遂げた。当選からわずか2年後の事だった。


3. ビクトリア・ゼル(米国・ミネソタ州)
 2001年、夫と共同で1,100万ドル(当時、約13.5億円)の宝くじに当選。しかしその後、夫妻の生活は荒れに荒れてしまう。そして2005年、ビクトリアは薬物の使用や飲酒運転で交通事故を起こし、1人を死亡させ、1人を半身不随にしたとして禁錮7年3カ月の判決を受けた。その後、夫妻は離婚したと報じられている。


4. エブリン・アダムス(米国・ニュージャージ州)
 1985年と1986年、なんと2度も宝くじに高額当選し、合計540万ドル(当時、約4.5億円)の賞金を手にする。しかし、その後ギャンブル中毒に陥り、破産。20年後、トレーラーで世捨て人のような暮らしをしている姿が目撃されているが、現在どうしているかはまったく不明である。


5. ウィリアム・ポスト(米国・ペンシルバニア州)
 1988年、1,620万ドル(当時、約15億円)の宝くじに当選。しかし、当選の事実が判明すると、賞金の分与を求める元交際相手から訴えられてしまう。さらに、賞金を我がものにしようと画策する弟が雇った殺し屋に殺されそうになってしまう。なんとか危機を脱し、レストランや自動車販売などの事業に投資するも、1年も待たずにすべて失敗。約1億円の借金を抱え、現在は年金暮らしを送っている。


6. ケン・プロクスマイヤ(米国・ミシガン州)
 1977年、100万ドル(当時、約8,200万円)の宝くじに当選。その後すぐに機械工を辞め、カリフォルニア州に移住して兄弟とともに自動車ビジネスをはじめるも失敗、破産した。当選直後はヘリコプターやリムジンを所有するなど豪勢な暮らしを満喫していたが、現在は元の機械工に戻っている。後に息子は「宝くじ当選後は“地獄”だ」と振り返っている。


7. スザンヌ・マリンズ(米国・ヴァージニア州)
 1993年、420万ドル(当時、約3.5億円)の宝くじに当選。これまでに紹介した当選者たちとは異なり、熟慮のうえ当選金を分割払いで受け取ることを決めた。20年間、毎年約400万円を受け取るはずだったが、難病を患った義理の息子の治療費で借金がかさんだなどの理由から、後に一括受け取りに変更。しかし、金を借りていたローン会社に訴えられ、裁判の結果ほとんどの資産を失った。



 宝くじによって人生を狂わされた人々を紹介してきた。日本には、1億円以上が当選しているにもかかわらず、換金されないまま放置されている宝くじが数十本も存在するという。もしかすると、それらは所有者が当選を認識していながら、人生が暗転することを恐れ、敢えて換金しない道を選んだ可能性もあるだろう。高額な当選金が、必ずしも自分や家族のためになるわけではないということを、しっかりと覚えておこう。
(編集部)


参考:「Washington Post」、「ODDEE」、「TIME」、ほか


 


※当記事は2015年の記事を再編集して掲載しています。

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