「第3回IIBC大学生英語スピーチコンテスト」受賞者発表 - コミュニケーション能力をさらに重視
2025年5月29日(木)19時14分 マイナビニュース
日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、5月17日に開催した「第3回IIBC大学生英語スピーチコンテスト」の本選受賞者を発表した。
○8分間のスピーチと質疑応答で8名の予選通過者を審査
本コンテストは、大学生が英語で発信する場を提供することでグローバル人材育成に貢献したいとの思いから、2023年よりスタート。第3回となる2025年度の大会は、60名の応募者から8名が予選を通過し、コンテスト本選に臨んだ。
現代社会における課題、問題を提起し、私たちがどう取り組むべきかを表現することをテーマに、本選では、最大8分間の英語スピーチと審査員による英語での質疑応答を8分間行い、審査によって1位〜3位までが表彰された。なお、前回より質疑応答の時間を拡大することで、コミュニケーション能力をさらに重視した審査を行ったという。
今回、1位となったのは、立教大学3年の廣岡 莉紗(ひろおか りさ)さん。『Open the Box of Trauma』とのタイトルで、トラウマを受け入れ、整理し、乗り越えるプロセスを見出した実体験から、辛い記憶を抱える人の希望となる内容を届けた。
2位には、東京大学2年の後藤 美海(ごとう みう)さん。『Share, Don’t Scare. Guide, Don’t Hide』のタイトルで、多様化が進む日本社会について発表した。海外の方との文化的差異に対して、対立ではなく関係を築くための対話を行い、「脅迫なき分かち合い・隠蔽なき導き」こそが我々の取るべき態度だ、と伝えた。
3位に選ばれたのは、タイトル『Connecting beyond the language barrier』で、言語の壁を越え、心と心で繋がる力について主張した獨協大学2年の小倉 栞奈(おぐら かんな)さん。言語の壁で苦しみ孤立している人々の存在を知り、寄り添おうとする気持ちこそが問題を解決する鍵になるはず、と話した。
IIBCのWebサイトでは、本選出場者8人全員のスピーチが公開されている。