旅館で食事した『36人発症』 「ノロウイルス集団食中毒」 部活動の遠征中だった中学生も...

2025年5月29日(木)18時0分 TREND NEWS CASTER

長野県は28日、上田市内の旅館で食事をした36人が、食中毒症状を訴えたと発表。


遠征中の中学生も…


県の健康福祉部によると、今月17日〜18日、菅平高原にある『ホテル城山館』で食事をした4グループ・計36人が、おう吐、発熱、下痢などを発症。


うち21人が、医療機関を受診した。


発症者の中には、部活動の遠征中だった中学生も含まれている。


(画像:長野県庁)

なお、保健所が検査したところ、旅館の調理従事者と発症者19人からノロウイルスを検出。


旅館が提供した食事が原因の「ノロウイルス集団食中毒」と断定した。


そのため、食品衛生法に基づき、旅館の調理部門に28〜30日まで、営業停止を命じた。


旅館は朝・昼・夕食提供


旅館が提供したメニューは、


17日:(夕食)バンバンジー、ごまだれ豚しゃぶ、シューマイ、アジフライ、水餃子、マカロニサラダ、レタス、もやし、プリン、ご飯、味噌汁、水 など


(画像:バンバンジー)

18日:(朝食)ロースハム、プレーンオムレツ、ちくわ磯辺揚げ、ポテトサラダ、肉団子、野沢菜、オレンジ、リンゴ、ご飯、牛乳、水 など


18日:(昼食)ヒレカツ、ハンバーグ、ウインナー、大学芋、厚焼き玉子、キャベツマリネ、ミニトマト、つぼ漬け、小梅、ご飯 など


2種類のノロウイルス


今年は、ノロウイルスによる食中毒が大流行している。


その理由として、2種類のウイルスが、時期をずらして流行していることが挙げられる。


通常は1種類だけが流行するが、今年はGII.4とGII.17の2種類が流行中。


(画像:ノロウイルス 提供:東京都健康安全研究センター)

GII.17は、新しい遺伝子型のノロウイルスのため、従来の迅速診断キットでは検出されにくい特徴がある。


さらに患者が増加する可能性


そのため、集団感染が発生した際、ノロウイルス感染と判断されるまでに時間がかかる。


結果的に2次感染が起き、さらに患者数が増えてしまう可能性があるのだ。


(画像:イメージ)

よって、何よりも調理従事者の手洗いの徹底、また調理器具の丁寧な洗浄・消毒が求められている。

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