リビングの壁に黄ばみ? 意外な洗剤に「落ちた」「やってみます」
2025年5月29日(木)18時40分 grape

※写真はイメージ
食事をしたり、人が集まったりするリビングは、床や家具だけでなく『壁紙』も汚れてきます。
落書きのような明らかな汚れであればすぐ見つけられますが、蓄積される汚れは目立つレベルになるまで気付けません。
手強そうな汚れを見つけた時に心配になるのが、「こすって壁紙を傷付けてしまわないか」です。
輸入家具販売を行う、株式会社クラスティーナインターファニチャーのウェブサイトでは、壁紙の掃除方法を紹介しています。
汚れに合わせて洗浄剤を変えよう!

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汚れを見たらゴシゴシとこすりたくなるかもしれません。しかし、必要以上に強い力を加えると壁紙を傷めてしまいます。
強い力でこすり落とすのではなく、汚れに合わせた洗浄剤で『優しく効果的に落とす』ようにしましょう。
油汚れには『重曹』
キッチンとリビングに仕切りがない間取りでは、キッチンの油汚れがリビングの壁に付いてしまう場合があります。
時間の経過により頑固になった油汚れには、万能クリーナーである『重曹』がおすすめです。
まずは、水100mlに対して、重曹小さじ1杯をスプレーボトルに入れ、重曹水を作ります。このとき水の温度は30℃くらいのぬるま湯を使ってくださいね。
クラスティーナインターファニチャー ーより引用
重曹水を汚れのある部分に吹きかけ、しばらく放置します。時間を置いたら、固く絞った雑巾で『優しく』拭き取りましょう。
アルカリ性の重曹は、油や皮脂などの酸性汚れに効果があります。ヤニにも効果があるので、タバコによる黄ばみが気になる場合にも使ってみましょう。
頑固な黄ばみには『酸素系漂白剤』『オレンジオイル配合の洗剤』
重曹でも落とせない頑固な黄ばみには、『酸素系漂白剤』『オレンジオイル配合の洗剤』がおすすめです。
漂白剤には『酸素系漂白剤』と『塩素系漂白剤』があり、それぞれ主成分が異なります。
酸素系漂白剤は、『過炭酸ナトリウム』や『過酸化水素』を主成分とした漂白剤です。漂白成分が穏やかなので、色柄物にも使えます。
一方、塩素系漂白剤は、『次亜塩素酸ナトリウム』を主成分とした漂白剤です。漂白効果が強く、素材によっては化学反応により黄ばみを引き起こします。
なお漂白剤を使う際は、手袋の装着や換気を忘れないようにして、希釈したうえで少しずつ使うようにしましょう。
オレンジオイルは、オレンジの果皮から抽出された天然オイルです。オレンジに含まれる『リモネン』という成分が、油汚れを落としてくれます。
黒ずみ汚れには『アルカリ性の洗剤』
茶色や黒の汚れには、『アルカリ性の洗剤』がおすすめです。
洗剤を壁紙に馴染ませてから、スポンジや布巾などで優しく拭き上げていきます。
クラスティーナインターファニチャー ーより引用
ぬらした『メラミンスポンジ』でも黒ずみを落とせます。ただし、ゴシゴシこすると壁紙を傷めてしまうので、力加減には注意しましょう。
なお、ボールペンなどの汚れは、『クリームクレンザー』でも落とせます。
壁紙にはさまざまな汚れが付着しがち。壁紙を傷付けずに汚れを落とすには、『汚れに合った洗浄剤』を使うことが大切です。
どの方法を使う場合も、『優しくこする』ことを意識して壁紙を守りましょう。
[文・構成/grape編集部]
出典 クラスティーナインターファニチャー