【リスキリング】「興味がない」は4割以上、取り組む人が多いのは「プログラミングなどITスキル」「資格取得」 - 1000人調査

2025年5月30日(金)12時26分 マイナビニュース


トライズは5月28日、リスキリングやリカレントへの関心度と取り組みについての調査結果を発表した。調査は2025年5月13日〜5月18日、23歳〜59歳までのビジネスパーソン1,103人を対象にインターネットで行われた。
○「学び直しに興味がない」ビジネスパーソン4割以上
回答者1103名に、リスキリング(新たなスキルの習得)やリカレント教育(学び直し)に興味があるか聞いたところ、56.2%(620名)が「リスキリングやリカレント教育に非常に興味がある」または、「リスキリングやリカレント教育に少し興味がある」と回答。残り43.8%(483名)は「リスキリングやリカレント教育にあまり興味がない」や「リスキリングやリカレント教育に全く興味がない」と回答した。
○20代は他の年代より内省的な習慣に取り組む傾向
「リスキリングやリカレント教育に非常に興味がある」、「リスキリングやリカレント教育に少し興味がある」と回答した620名に、勤務先以外で自己成長や自己研鑽を目的に行っている学習・自己啓発を聞いたところ、一番多く取り組まれていることは「ITスキル(プログラミング、データ分析など)の習得」が35.6%(221名)、次いで「資格取得の勉強(TOEIC、簿記、中小企業診断士など)」が31.8%(197名)だった。
年代別では、20代は「ITスキル(プログラミング、データ分析など)の習得」に取り組んでいる人が47.7%(72名)と約半数近くが取り組んでいる。また、「ジャーナリングや目標設定などの内省的な習慣」に取り組んでいると回答したのは22.5%(34名)であり、そのうち20代が占める割合は全体と比較して約2倍近くにのぼった。
一方で、リスキリングやリカレント教育に興味があるにもかかわらず、現在何も取り組んでいないと回答した24%(149名)のうち、40代と50代がそれぞれ31.5%(52名)、31.7%(33名)と3割以上を占め、両年代で全体の約6割以上を構成している。特に40代は、学習・自己啓発の取り組みにおいて全体平均を下回る傾向が見られた。
○リスキリングに取り組まない理由
リスキリングやリカレント教育に興味があるのに現在取り組んでいない149名に学習・自己啓発を取り組まない理由を聞いたところ、最も多かったのは「忙しくて時間が取れない」で、全体の43.6%(65名)を占めた。これに続き、「費用の負担が大きい」(31.5%・47名)と「何を学べばよいか分からない」(30.9%・46名)がほぼ拮抗する結果となっており、いずれも3割を超えている。
○どのような支援があれば前向きに取り組めるか
興味はあるものの現在は取り組めていない136名に、「どのような支援があれば学習や自己啓発に前向きになれるか」を質問したところ、62.5%(85名)が「無料または低価格の講座」と回答した。次いで、「短時間でも学べる教材やサービス」が41.9%(57名)、「自分に合った学習内容の提案」が38.2%(52名)と、これらのニーズも高い支持を得ている。なお、費用負担の軽減については、教育訓練給付制度や企業向けの人材開発支援助成金、さらにリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業などの制度を活用することで、個人や企業の負担を抑えながら学び直しを推進することが可能である。

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