「イルカ同士のキャッチボール」...だと? 水族館「海きらら」のパフォーマンスが凄すぎた

2023年6月23日(金)20時5分 Jタウンネット

2023年6月12日にツイッター上に投稿された、次のような動画付きのツイートが話題となっている。

水族館のプールで行われているイルカショーの動画のようだが、なんとイルカ同士でキャッチボールをしているのだ。

飼育員が投げたボールをイルカがキャッチするという芸は見たことあるが、イルカ同士でとは......なんて芸達者なのだろう。

「北瀬みくじ 鯨類学VTuber」(@Kitase394)さんが投稿したこちらのツイートには、1万2000件を超える「いいね」が付けられている(6月12日現在)。

Jタウンネット記者は、まず「北瀬みくじ」さんの感想を聞いた。

「イルカの器用さと連携力、運動能力の高さ」

「北瀬みくじ」さんによると、動画を撮影した水族館は長崎県佐世保市にある「海きらら」。九十九島エリアの海を再現した大型水槽は国内でも珍しい「屋外型」。天井が無いので、晴れの日は自然光が差し込んでとても綺麗だという。

そんな同館でイルカショーを撮影したのは、6月12日の13時ころだった。

「10時20分開始のパフォーマンス時にはスケジュールが合わずにイルカプール近くのモニターからショーの様子を見ていたのですが、その時イルカ同士がキャッチボールをするというパフォーマンスが目に入り、とても驚いたため、13時20分開始のパフォーマンスの際に動画で撮影しました」(「北瀬みくじ」さん)

この動画が大きな反響を呼んだ原因については、「イルカの器用さと連携力、運動能力の高さ」ではないかと推測する。

「私自身水族館に行くことを趣味としているところがあるので、イルカ同士がタイミングよくジャンプするといったパフォーマンスについては他館でもよく見られたのですが、キャッチボールを行うというパフォーマンスは今まで見たことがなかったので、イルカの高度な運動能力や、それに付随する高い連携力を『イルカ同士のキャッチボール』として感じることができたのかなと思います」(「北瀬みくじ」さん)

彼らはどうやって、この技を習得したのだろう。

次にJタウンネット記者は、佐世保市の「海きらら」に電話した。

物覚えが良く、賢い、イルカ

佐世保湾の外側から北へ平戸までの約25キロの海域に点在する海域は九十九島(くじゅうくしま)と呼ばれている。複雑に入り組んだリアス海岸と島々が、美しい風景を生み出す場所だ。水族館「海きらら」は、そこに展開する九十九島パールリゾートの中の施設である。

Jタウンネット記者の取材に答えてくれたのは、「海きらら」イルカ担当飼育員の西垣大地さんだった。

イルカ同士のキャッチボールは、「イルカのジャンピングキャッチボール」と呼ばれるアトラクション。2011年頃から行われているという。

ただ、そもそもどんな経緯で始まったのかは、当時のスタッフがいないので分からない、と西垣飼育員。

キャッチボールするイルカは、「ナミ」と「ニーハ」の2頭で、当時のままだという。

「イルカに示す合図は、主に手の動作ですが、20種類から30種類ありますが、イルカたちは全て理解しています。とても物覚えが良く、賢い動物だと思います」(西垣飼育員)

SNSでの反響について尋ねると、「たくさんの方に応援されているのを知って、私たち飼育員も嬉しく思いました」とコメントした。

青空の下、水しぶきを浴びながら体験する「イルカのジャンピングキャッチボール」は、一見の価値ありかもしれない。

Jタウンネット

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