千葉県印西市は、なぜ「住みよさランキング」連覇を続けているのか

2018年6月25日(月)11時0分 Jタウンネット

東洋経済新報社は2018年6月20日、第25回全都市「住みよさランキング」(2018年)の結果を発表し、印西市(千葉県)が2012年から7年連続で総合1位の座を獲得した。


東京都心までのアクセスのよさに加え、千葉ニュータウンの中核都市でもあり、住みやすさの面で高く評価されているとか。


5月29日には人口10万人を突破し、住まいとして選んでいる人が多いそうだ。一体印西市のどういうところが魅力なのだろう。


商業施設が充実してきている


Jタウンネット編集部が印西市に取材したところ、ここ数年の人口増加の要因として「千葉ニュータウン区域における商業施設の充実は大きい」と企画制作課担当者は語る。市内を見てみると、牧の原モア、BIG HOP ガーデンモール印西、USシネマ、ジョイフル本田、メガマックス、島忠、コストコ、カインズモールといった人気店がずらり。県内だけでなく、県外から訪れる人も多いそうだ。また、成田スカイアクセス線の開業に伴い、北総線と連結したことも要因として挙げられるとのこと。


ネット上では「7連覇は強すぎぃぃぃい!!!!印西最高!!!!!」「今年もとってしまったか...」と連覇したことの喜びを隠しきれない声も上がっている。他にも「印西市、新築2000万以内で買えるしめっちゃ良いな」「印西市の空はきれいだなー!埼玉県と違って自然溢れてる!」と、住居費や自然を強調している人もいた。


ただ、一方で、


「印西牧の原から東京駅・新宿駅まで片道1200円だからな」「北総線が高い」など、とくに交通アクセス面での疑問の声も上がっている。


以前Jタウンネットでも伝えたように、京成高砂駅(東京都葛飾区)と印旛日本医大駅(千葉県印西市)を繋ぐ北総線の運賃の高さは懸念されてしまうようだ。


担当者によると、印西市の方でもやはり北総線の運賃や、首都圏までのアクセスで満足度が低い結果が出ているそうだ。市民は首都圏へ通勤をしている人が多く、その場合本人は交通費が支給される場合が大半だが、家族は首都圏へのアクセスに不便を強いられてしまう。そういった事情が満足度の面で影響しているのではないかと担当者は分析した。


都心の喧騒から離れ、住みやすさはあるが、まだまだ課題はあるということか。


「観光面は実は弱いんですよ。充実した商業施設を中心としてこれからも印西市の魅力を発信していきたいです」

何はともあれ、7年連続で総合1位。印西市の動向にこれからも目が離せない!?

Jタウンネット

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