1835gのカレーを溝の口の激安メガ盛り店『おばちゃん八百屋』で食べてきた!

2020年7月3日(金)10時50分 食楽web


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 川崎市高津区、溝の口駅と高津駅からそれぞれ10分ほど歩いたところに、激安のメガ盛りがあると聞き、向かったのは『おばちゃん八百屋』。

 いざ行ってみると、本当に八百屋さん。野菜や果物が並ぶ青果店です。え? ここで食べられるの? と思い、店番をしていた女性に聞いてみると「あ、ご飯を食べにきたのね、こっち、こっちよ」と笑顔で店の隣にあるスペースに案内してくれます。そう、この女性が店主の「おばちゃん」。青果店の隣にある建物で、食事を提供しているんです。


普通に八百屋さん。だから一瞬「??」となるものの、実は左隣の建物が食堂。初めての人は驚くかも

 食堂、と言っても大きなテーブルが一つ。壁に様々なメニューが書かれた紙が貼られています。いろんな意味で手作り感満載の食堂です。

 そもそも、なぜ食堂?「実はね、八百屋でおにぎりも売っているんだけれど、常連さんに「昨夜のカレーでよければご馳走するよ〜」って、年中ご馳走していたの。そうしたら、お客さんから『ご馳走するんじゃなくて、メニューとして出してくれ』って言われてね」。とニコニコ語る店主の「おばちゃん」。

 そこから「お客さんから『あれ作って〜』『カツ乗せて〜』とか言われるうちに、メニューが増えていってね〜」。常連さんのリクエストにこたえて、メニューが広がっていったとのこと。すごい! まさかそんな展開があるとは! 常連さんもすごいが、期待に応えちゃうおばちゃんもすごい!


「カレーライス」特盛450円。26cm四方のお皿たっぷりに盛られてワンコイン以下! 小鉢付き

 そして、出てきたのが「カレーライス」特盛。普通盛り300円、大盛り350円。これって学食とか社食とかの値段でしょ。おばちゃん、大サービスすぎやしませんか?

 早速計測。高さは約5cm、重さは1835g(器の重さを除く)。ええ〜っ。他のメガ盛りカレー店で1.8kgあったら、もっとしますって! カレーの横には、さっきまで店頭に並んでいたトマトやリンゴのスライスが。「材料の仕入れはすぐ目の前よ〜♪」と笑顔で話すおばちゃん。なので、カレーの横に着く野菜や果物は、シーズンによって変わるそうです。


ニンジンとジャガイモがゴロゴロ入ったカレー。野菜の甘みがきいたスッキリした味わい

 カレーの具を聞くと「うちは八百屋だからね〜野菜カレーよ〜」。とおばちゃん。肉なし? 「そう、肉なし!」。なるほど。でも野菜の量は、他のカレー店にはないほどの量。ニンジン、この一皿で2〜3本入っているのでは?

 早速一口。野菜の甘みが感じられる、どこか家庭的な美味しさ。さらに食べ進めていくと、あれ? もしかしてサバ? カレーの下のサニーレタスの下、ゴハンとの間に魚のほぐし身が敷かれていることが発覚。おそらくサバ缶が隠し味?


器から溢れるギリギリまでルーを注ぐ。おたま6杯! 大盤振る舞いすぎるよ、このカレー!

 カレーの具にはニンジン、ジャガイモ、おそらくサバの他、ニンニクの素揚げも。「風邪対策よ〜。よかったら食べてね〜」と明るく答えるおばちゃん。常に元気で明く話すおばちゃんを見ていると、おそらく常連さんは、食事はもちろんですが、おばちゃんとの会話や笑顔で元気を分けてもらっているんだろうなぁ。店番をしつつ、こっちの様子を伺いつつ、ニコニコ会話を続けるおばちゃん。エネルギッシュだ〜。


おばちゃんこと店主の佐藤昭子さん。「その日の気分で盛るから量はいつも決まってないのよ〜」

 ちなみに特盛を完食すると、記念に紙に名前を書き、それを店の窓、外に向けて張り出されます。「目の前のバス停に来る人に見てもらえるのよ〜」とのこと。中にはイラスト付きで貼ってある人もいました。

 もし食べきれず残した場合持ち帰り可能。なので、特盛を頼んで、残りは夜食や翌日の朝食にする、と言うお客さんもいるそうです。

 おにぎりをいつも買う常連さん達のリクエストから生まれた唯一無二の食堂。初めての人でもおばちゃんの懐の深さに包まれるような、アットホームな雰囲気を感じられるはず。笑顔でパワフルなおばちゃんの作るカレーは、元気を分けてもらえること確実ですよ。

(取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

店名:おばちゃん八百屋

住:神奈川県川崎市高津区久地1-9-21
TEL:044-822-2823
営:12:30頃〜18:30(L.O.18:00)
休:日曜

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