「罠でしかない」「バタバタしてからヒュンって落ちるやつ」 壁面にある〝謎のドア〟の役割とは?管理者に聞く

2024年7月18日(木)8時0分 Jタウンネット

長野県長野市に実在する、「あまりにも罠すぎるドア」がX上で話題となっている。

いったいどんなドアなのか、さっそくご覧頂こう。

建物の壁面、ずいぶん高いところにポツンとドアがある。

内側から勢いよく開けて、ストーン! そんな漫画のような想像が膨らむ光景だ。

これは、2024年7月15日、Xユーザーのおおちか(@ochika_SU24T)さんが

「ホクト文化ホールに罠でしかないドアあって草」

と呟きながら投稿したもの。

不思議すぎる光景に対し、X上では6万3000件を超える「いいね」のほか、こんな声も寄せられている。

「どこでもドアの開く先間違えた感じ」
「落ちる前にその場でバタバタしてからヒュンって落ちるやつ」
「RPGツクール途中で投げ出した感じ」
「マリオメーカーでよくあるやつ」
「アトランチスの謎みたい」
「RPGならレベルをかなり上げてからじゃないと辿り着けない扉だ」

このドア、何のために?

16日、Jタウンネット記者の取材に応じたおおちかさんによると、このドアを撮影したのは、15日の午前11時

頃。発見時の感想をこう語る。

「ふと建物の上を見上げると、明らかにおかしいところに扉がついていてとても驚きました。足場があるわけでもなく罠にしか見えなかったです」

このドアの正体は、いったい......?

多くのユーザーを騒がせたその真相を16日、ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)の公式Xアカウントが、話題の投稿を引用する形で、明かした。

「こちらのドア、窓ふきゴンドラの収納庫となっております」

ということはつまり、誤って誰かが落ちてしまうとか、そういう"罠"っぽいことは起こらないというコト......?

Jタウンネット記者が17日、同ホールを取材すると企画広報課の町田弘行係長は、こう答えた。

「このドアは、作業をする際に、資格を持った専門の業者さんしか開けられないことになっています。そのため、一般の方はもちろん、ホールのスタッフも開けることができません」

なるほど、それなら安心だ。

今回ホールの「ドア」が話題となっているのをX上で知り、驚いたという町田係長。

「昨年40周年を迎えたホールなので、なぜ今このタイミングで、とびっくりしましたが、興味を持って頂けて嬉しいです。
このドアもそうなのですが、ホールというのは他にも不思議なことや面白いことがいっぱいあるので、これをきっかけに興味を持っていただけたらと思います」(ホクト文化ホール企画広報課・町田係長)

同ホールでは8月10日にそんなホールの裏側を探検できる「ホールとあそぼ!2024 ぶたいうら探検隊」というイベントも実施するとか。残念ながら話題となったゴンドラの収納庫には行けないそうだが、それ以外にも普段は入れない裏側を案内してもらえるとのことだ。

Jタウンネット

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