祖父ゆかりの「二式大艇」でお迎え 精霊馬ならぬ“精霊艇”で「馬より早く帰って来てほしい」
2018年8月15日(水)12時50分 BIGLOBEニュース編集部
亡くなった人の魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物としてお盆に飾られる「精霊馬」。馬や牛を作ることが一般的だが、祖父ゆかりの乗り物「二式大艇」を再現した精霊馬がTwitterに投稿され、反響を呼んでいる。
昨年94歳で亡くなった祖父が「馬より早く帰って」来れるよう、Twitterユーザーのd-mayumiさんは特別な精霊馬を用意。祖父から若い頃に整備に関わったという話を聞いていたことから、旧海軍の二式飛行艇・通称「二式大艇」を野菜で作り上げた。丸みを帯びた緑の「二式大艇」の胴体には、太く成長したキュウリを使用。反って曲がった部分は尾翼に見立てた。主翼に備えられた4機のプロペラはスライスしたオクラで再現。仕上げに日の丸に見立てたトマトを飾り、精霊馬ならぬ“精霊艇”が出来上がった。
祖父への思いを込めた精霊馬にTwitterでは、「どんな精霊馬よりも何よりも貴方の側にいち早く駆けつけ見守ってくれると思う」「コレきっとお祖父さん向こう側で自慢しまくってますよ」「言われなくても二式大艇に見えるのがすげぇ」といった声が寄せられ、大きな反響となっている。d-mayumiさんは、「こういうのを受け入れてくれるじいちゃんだったので、きっと二式大艇も喜んでくれるかと」とコメントしている。
お盆の精霊馬、きゅうりとオクラでじいちゃんが好きだった二式大艇作った。
— d-mayumi (@dragon_mayumi) 2018年8月12日
日の丸はトマト。
じいちゃん、享年94才、若い頃この飛行艇の整備に関わってたらしい。
初盆だからな、馬より早く帰って来てほしい。 pic.twitter.com/NlBUef7pxk