本当に更年期?気を付けたい「間違えられやすい病気」とは

2023年8月16日(水)18時0分 ココカラネクスト

 一定の年代になると女性は更年期と向き合うことになる。

 更年期とは閉経が近づくにつれ、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減ることで心身に不調を感じやすくなるとされるもの。ホットフラッシュや冷え、肩こり、腰痛、関節痛、頭痛、めまい、耳鳴り、皮膚の乾燥や疲労感、不眠など多くの方が症状の違いはあれ何かしらの悩みを抱えているとされる。

 一方、更年期と思っていたら、思わぬ病気が隠れていることもある。

 放送作家の野々村友紀子さんは女性専門の健診施設「クレアージュ東京レディースドック クリニック」(東京・有楽町)を訪れ、「レディースドックプレミアム」を受診した際の体験を山田邦子さんの公式YouTubeチャンネル「山田邦子 クニチャンネル」の中で話している。その中の検査項目結果において気になる点があったという。

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 「リウマチ・膠原病のところがひっかかったので、私はなんかリウマチってもうちょっと年がいってからが問題なのかなと思っていた」と率直な感想を漏らしている。

 この点に関して同クリニックの浜中聡子院長は「膠原病の指標というのも大事です。女性にやっぱり膠原病って多いんですよね」と応えた。

 自己免疫疾患と呼ばれる関節リウマチや、強皮症などリウマチ・膠原病は女性に多い疾患ともいわれ、これらの疾患を調べるのに有効とされる「リウマチ因子」と「抗核抗体」というものを調べることで疾患の早期発見につなげる狙いがあるという。

 院長は野々村さんの値について特に心配はいらないレベルとしながら、ぜひこのリウマチ因子を調べる健診の意義も知ってもらいたいとする。

 「更年期で皆さんわりと症状として関節痛とおっしゃいます。そうすると、大体みんなリウマチになったのではないかと心配してこのマーカーを測るという形になるのですけれども、そういう自覚症状が出る前にきちんとご自身の体を知っていただくためにということで入っています」と予防医学の観点からもたとえ、関節痛などの症状が出ていなくても
健診に組み込むことは大事とする。

 ほかにもバセドウ病(甲状腺機能亢進症)や橋本病(慢性甲状腺炎)などの甲状腺疾患は疲労やだるさ、汗をかきやすくなるなど更年期と似た症状のため、こちらも女性にとっては注意したい病気ともなる。
 
 通常の健診内容に加えて、これらの検査も行うことで日々の健康にもつながっていく。更年期と思ったら、意外な病気が潜んでいる場合もある。健診の際には目を配りたい項目である。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。


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