チャンス大城が「体内を三巡した尿」に起きた奇跡を語る! ヤバすぎる放送禁止エピソード連発!(インタビュー)
2022年8月22日(月)16時30分 tocana
「地下芸人界のカリスマ」として名高いチャンス大城が、本名の大城文章名義で初めての著書『僕の心臓は右にある』(朝日新聞出版)を出版した。
尼崎に生まれ、壮絶ないじめを経験しながらも、芸人を目指して上京してきた彼のディープな半生が余すことなく綴られている本書の完成を記念して、じっくり話を聞いた。
■地下より下の「マントル芸人」が地上に出て
——最近はテレビでお見かけする機会も増えていますが、お仕事の調子はいかがですか?
チャンス大城(以下、チャンス) 明石家さんまさん、ダウンタウンさんに憧れてこの世界に入ってきたので、その方たちの番組に関われるのはすごく嬉しいですね。普段から顔指される(一般人に気付かれる)ようになってきて、それは自分でもびっくりしています。
僕はお笑いを始めてからもう33年になるんです。この間、テレビのドキュメンタリー番組を見ていたら、殺人事件の犯人が24年間刑務所に入っていたという話があって。僕が芸人を始めた頃にその人の刑期が始まったとしたら、24年経って刑務所から出てきて「お前、まだ芸人やってたんや。まだ売れてなかったんか」ってなるじゃないですか。そんな僕がようやく顔指されるところまで来たっていうのがね。
もう正直そういうのは諦めていて、死ぬまでの時間稼ぎをしていたんです。それが、今は中学生とかにも「握手してください」って話しかけられたり、マクドナルド行って店員さんから小声で「いつも見てますよ」って言われたり、とんでもない有名人が僕のことを知っていたり、ツイッターをフォローしてくれたりして。本当に嬉しいです。
——先日の『水曜日のダウンタウン』では、チャンスさんの盟友のインタレスティングたけしさんとも共演していましたね。
チャンス 2人だけの出演シーンが2〜3分あったらしいんですけど、ド底辺の地下芸人の2人が、ダウンタウンの番組をジャックしたというのは、昔から地下のお笑いを見てきた人からしたら、ものすごい歴史的な快挙なんですよ。僕も収録が終わったとき、ちょっと泣いてもうたんですよね。そこはカットされていましたけど。
——『水曜日のダウンタウン』ではチャンスさんがドッキリ企画のターゲットになることが多いですよね。「落とし穴に落ちたのに一向にネタばらしが来ないまま日が暮れたら正気じゃいられない説」では、大きな落とし穴に長時間放置されたチャンスさんが、放送禁止の行為に及んだというのが衝撃的でした。実はあれ、ご自分のおしっこを飲んでいたそうですね。
チャンス そうなんですよ。あの企画がイジメだとかひどいとか言われたりもしたんですけど、僕はおいしいと思ってましたけどね。喉が渇いたのがしんどくて、自分のおしっこを飲んでみたら最初はドクダミ茶みたいで苦かったんです。でも、全部飲んだら、2周目はウーロン茶の味。ちょっとずつ薄くなるんですよ。
——2周目も飲んだんですか!?
チャンス 3周目はただの水でした。だから、たまに常温の水を飲むときに思い出すんですよ。これ、3周目の味やなって。
——感覚がおかしくなってるじゃないですか。(笑)
チャンス でも、飲尿療法ってあるっていうじゃないですか。あれは本当だなと思いました。僕も疲れ切っていたんですけど、おしっこを飲んだら元気になって、そこから30分ぐらいシャドー(ボクシング)してましたからね。そこを流してくれたら僕の女性ファンが増えるんじゃないかなと思っていたんですけど、ばっさりカットされてました。
——最近はテレビでも「地下芸人」という言葉をよく聞くようになって、ランジャタイやモグライダーも地下芸人だった、なんて紹介されていますよね。
チャンス 幅が広がってきましたよね。僕の感覚では、あの辺は地下芸人でも何でもないと思いますけどね。地下芸人ってもっと泥臭くて、放送禁止用語とか下ネタを言ったり、テレビに出られないようなことを平気でやったりして、初めからコアなファンをターゲットにしているんです。王道の新日本プロレスに対して、大仁田厚さんが電流爆破デスマッチをするとか、ああいうイメージです。だから僕なんか地下よりも下の「マントル芸人」なんて言われることもありますから。ただ、そこは逆に燃え盛っている場所でもあると。
——そういう本物の地下芸人の中から、チャンスさんのようにテレビに出られるようになる人って本当に珍しいんじゃないでしょうか。
チャンス そうですね。
——それって、地下芸人の人たちは最初から売れようとしていないというか、テレビに背を向けているようなところがあるからなんでしょうか?
チャンス どうだろうな。フリーの芸人だと、もともと(テレビに出るための)オーディションの話とかもこないですからね。
——チャンスさんは地下のライブに出ている頃はどういう気持ちだったんですか? このネタでいつか売れてやるぞ、とか思っていたんですか?
チャンス いや全然、もう終わった後の酒のことしか考えてないですよ。そもそも金玉袋が20メートル伸びる男のコントとか、そんなんばっかりやってましたから。ただ、月に1回ぐらい売れるか売れへんかのところで戦っている芸人のライブに呼んでもらえることがあって。地上に近い人とつるむのはそこだけでしたね。
そういうところの楽屋では地下芸人は僕だけですから、誰も相手してくれないんですけど、かもめんたるが優しくしてくれたり、マシンガンズが話しかけてくれたりして。そこから別のライブにもちょっと呼ばれたりしていました。
■霊が憑きすぎてヤバいことに!
——オカルト系の話になりますが、チャンスさんは霊が憑いていると言われることも多いそうですね。
チャンス 知り合いの霊能者に見てもらったら、「最初に会ったとき、霊がたくさん憑きすぎて真っ黒になっていて、あなたの顔が見えない」って言われました。それで霊能者が片手に水晶玉を持って、もう片方の手で僕の背中を触ったんですけど、そこで突然、水晶玉がパリーンって割れたんですよ。
——えーっ!?
チャンス 下に置いてあった盛り塩も、気づいたら固まって焦げていて。霊能者には「私の実力では半分ぐらいしか除霊できなかった」って言われました。ただ、お酒を飲むな、部屋の水回りをきれいにしておけ、空気の入れ替えをしろ、って言われました。
でも、もっとヤバい人がいて。その霊能者がソラシドの単独ライブを見に行ったら、水口(靖一郎)くんには1,500体の霊が憑いていたらしいですよ。客席にはお客さんが60人なのに、舞台上には霊が1,500体。水口くんがはける(舞台を下りる)ときには、その1,500体が一斉にブワーって動くらしいです。
あと、その霊能者は三浦マイルドもヤバいって言ってました。「何体ですか?」って聞いたら「1体」だと。なんだ、1体なら大したことないな、って思うじゃないですか。でも、違うんですよ。30メートルぐらいのめちゃくちゃでっかいのが憑いてるらしいです。もう何をしても取れへんやつみたいで。やっぱり僕らみたいなひねくれもんは呪われているんでしょうね。
〜つづく〜
*インタビュー第2回では、チャンス大城と大谷翔平の知られざる共通点が発覚!
* 8年前、ブレイク前夜のチャンス大城“超爆笑インタビュー”はこちら!