地元民が足繁く通うのはなぜ? 東京・根津の定食屋『和幸』の“ガッツリ定食”の魅力を探る

2023年8月29日(火)10時50分 食楽web


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●東京・根津でガッツリ食べたいなら、チェーンのとんかつ屋ではない定食屋『和幸』がおすすめ。その大満足の定食の正体を探りに行ってみました。

 東京・根津には『和幸』という有名な定食屋があります。根津で働く男性たちにどこか美味しいお店はないかと聞いてみたところ、すすめられたお店です。味も良く、量にも満足できるのだとか。どれほど満足度の高い店なのか、お昼に食べに行ってみました。

 お店があるのは東京メトロ千代田線根津駅から歩いてすぐの大通りを一本入った、ラーメン屋やカフェ、パン屋などが集まる路地。「めし 和幸」と書かれた緑色の看板テントが目に鮮やか。昔ながらの下町の定食屋といった風情です。

 店の前のガラスケースが、昭和の香りを感じさせます。店頭には定番メニューと本日のおすすめのボードがあり、メニューは日によって変わりますが魚や揚げ物系が目立ちました。チェックをしたら、戸を開けて中に入りましょう。

 店内には、カウンター席とテーブルが4卓。カウンターの向こうの調理場では、せわしなく調理する姿が見えます。BGMはテレビと調理場から聞こえてくる作業の音、客の話し声。店内にもメニューの札がズラリと貼られ、定食の種類の多さに圧倒されます。テーブルの中央には調味料が並べられ、自由に使うことができます。

 さて、何の定食を頼みましょうか。昼時は次から次へと客が入ってきて、それぞれ違う定食を頼んでいくため、どれにしようか迷いましたが、本日のおすすめの「ほっけ定食」を頼んでみました。

1汁何菜!? と突っ込みたくなる小鉢の多さに大満足


「ほっけ定食」900円

 5分ほど待って到着した「ほっけ定食」は、大きな盆に1汁6菜が並べられていました。小鉢の多さに喜びを覚えつつ、食べはじめましょう。

 まずは、ほっけに取り掛かります。縞ほっけの綺麗な焼き色に、早く食べたい気持ちが溢れます。頼んでから焼いてくれるので、他の定食より時間がかかることもありますが、待った甲斐がありました。


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 骨はスルスルっと剥がれていきます。食べれば、身はふっくらやわらかく、脂がのっていてジューシー。塩気がたっぷりでご飯との相性が良く、他のおかずを忘れてほっけばかりを口に運んでしまいます。一瞬で食べ切りそうになるのを抑えるのが大変。

 さて、小鉢も堪能しましょう。サラダは中華ドレッシングがかかったレタスが新鮮でパリパリ。切り干し大根と油揚げの煮物は量が多く、1鉢食べるとお腹にズシッときます。玉子焼きは出汁が効いて甘味もあり、一瞬でお腹の中に消えていく味。お新香はシソの味が効いて口がさっぱりし、ご飯とも合います。

 納豆は、かつお節とネギもたっぷり入って風味が良く、ご飯にかけて食べれば味変も楽しめます。なんとも口福な小鉢たちに感動しました。

根津の『和幸』の「定食」で腹いっぱいの幸せを

 お腹を空かせた男性でも満足できる量の定食です。1000円前後でこれだけの量を食べられるなら、通いたくなる気持ちがわかります。働く人や地元民の胃をガッツリ掴んで離さない『和幸』の定食を、お腹を減らして食べに行ってみてください。

(撮影・文◎乃々)

●SHOP INFO

和幸

住:東京都文京区根津2-28-13
TEL:03-3823-7020
営:11:30〜13:15、17:00〜21:00
休:土曜

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