臭覚が劣ってきた中高年にも気を付けてもらいたい「加熱式もたばこです」

2022年9月8日(木)20時30分 ココカラネクスト

嗅いだことがなかった「におい」

 冷蔵庫の中にそのままにしておいたお惣菜や、今まで味わったことがない食品を差し出された時など、口にして良いものか?躊躇する時があります。

先ず見た目(視覚)で変わったところがないか?を確認します。その次ににおいを嗅いだりします。

においのプルースト効果でノスタルジーに浸る時もあります。むかしを思い出す切っ掛けになりますね。そして何のにおいなのか?においの正体を明らかにするために記憶を呼び起こそうとします。

「におい」は漢字で書くと「匂い」と「臭い」があり、前者は感じのよい匂い、後者は感じのわるい臭いです。

副流煙や呼気から漂って来る紙巻きたばこの臭い。今でもいまいましく何度も嗅がされています。たばこを吸わない人はたばこの臭いに敏感です!煙の付着(サードハンドスモーク)によって、紙巻きたばこを吸い終わった人からも臭いを感じます。(※1)仕事の休憩時間を終えて喫煙所から戻って来た人とすれ違った時に気が付く方も多いと思います。

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「臭くしにくい」とか「においがつきにくい」などの加熱式たばこの宣伝文句を見掛けます。その上健康への悪影響が否定できないとの注意書きもあります。(※2)

先日加熱式たばこが元の、表現のし様がない、生まれて初めての臭いを嗅ぎました。体感したことがない唐突なにおいって、概して好ましいとは感じないだろうと思ってしまうほどでした。

公共施設やコンビニの前など、灰皿を撤去した場所や道路上でも堂々と加熱式たばこを吸っている人を遠目に見掛けます。火を使わず灰も出ない加熱式たばこだから、灰皿のない場所でも吸って良いのでしょうか?喫煙所は紙巻きたばこを吸う人だけの場所なのか?加熱式たばこも今までのたばこの概念から外さないで欲しい。

一般的に受動喫煙を防止するためには副流煙を浴びないことが推奨されています。副流煙を火のついたたばこから発生するけむりと定義付けたとしても、加熱式たばこもたばこ葉が原料で、しかも臭いが漂って来るのですから、健康に対しては如何なものか?と思ってしまうのです。

むかしから酒とたばこはからだに良くないと言われています。だけど適量な飲酒は反って健康に寄与する場合があります。(お酒だってからだに良いことがあります)

嗜好の改善策として真っ先に提唱したいのは、種類は何であれ「たばこ」を吸わないことです。

【参考】
(※1)健検公式テキスト やっぱり禁煙
(※2)2021年1月16日 読売新聞 経済面

[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 〜 免疫検査を通しての患者様への想い 〜 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。

ココカラネクスト

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