油揚げ屋さんが、特撮ヒーローとして銀幕へ! 新潟・栃尾のご当地ヒーロー「トチオンガーセブン」がすごい

2018年9月14日(金)17時0分 Jタウンネット

新潟県長岡市栃尾地域のご当地ヒーロー「炎の天狐 トチオンガーセブン」展が2018年9月15日から開催されるという。


トチオンガーセブンは栃尾地域ゆかりのキツネをモチーフに考案されたもので、キツネの顔をした戦隊ヒーローのような出で立ちだ。17年には新潟テレビ21(テレビ朝日系列)にて、テレビドラマも放送され、今秋には特撮映画も公開するという。監督は映画「相棒」を手掛けた橋本一さんが務め、熱の入りようがとにかくすごい。


一体どういうことなのか。Jタウンネット編集部は関係者に話を聞いた。


子どもたちに夢を与える存在に


ネットでも「有名な人がたくさん出ているのだなぁ」といった声が上がっている。橋本監督の他にも、今秋公開予定の特撮映画にはヒロインとして元「モーニング娘。」メンバーの小川麻琴さんも出演している。


公式サイトによれば、トチオンガーセブンとは、栃尾の油あげ職人・星狐太郎(ほし・こたろう)と狐の神トチオンガーが融合した「愛と正義の戦士」だという。蛇王一族首領ゲドロンの邪悪な野望を打ち砕き、時に苦悩しながらも生きる証を見出し、命を懸けて戦う。トチオンガーセブンの考案者で、主役の星狐太郎を演じた星知弘さんも、普段栃尾で油あげ屋を営んでおり、リアルな設定に興味をそそられる。


Jタウンネット編集部は2018年9月13日、星知弘さんに話を聞いた。星さんによれば、昨年のテレビ放送を受けて地元新潟のみならず、次第に全国にも知られるようになってきたそうだ。そんな中、地元の栃尾がどこよりも盛り上がらなくてはと思い、今回の「トチオンガーセブン展」の実施に至ったという。


かねてより特撮ヒーロー好きな星さんは、日本的なヒーローを形作り、「月光仮面」などを生み出した故・川内康範氏を尊敬し、原点に立ち返ったヒーローものをなにより大切にしているそうだ。星さんによれば、「友達愛、家族愛、郷土愛」を大切にし、子どもたちに夢を与えることが特撮の原点にあるという。トチオンガーセブンが映画化されるまでに至った理由を星さんはこの原点を大切にしていたことによると分析した。


「監督をはじめ、みなさんとにかく特撮が好きという思いがある。予算が潤沢にあるわけではないが、少ない予算でどうにかやりくりしていく中に醍醐味があった」

星さんはトチオンガーセブンのようなご当地ヒーローが活躍することで、より栃尾に住んでいる子どもたちに夢を持ってもらいたいという。制作当初は「今更特撮は古臭い」として厳しい意見もあったというが、実際小学生以下の子どもたちから多くの反響があったそうだ。


「栃尾から世界へ。未来は明るいと思っています」

開催は栃尾文化センター1階展示室にて9月15日から24日まで。栃尾のご当地ヒーローの熱い思いは、そう遠くない未来に世界へ届くことになるかもしれない。

Jタウンネット

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