巨人、新たなヒーロー誕生への期待 浅野、中山、そしてリチャード 3人の若武者はチームを救えるか

2025年5月13日(火)17時30分 ココカラネクスト

トレード加入のリチャードは新天地で飛躍できるか(C)産経新聞社

 5月11日、ヤクルトに1-2で敗れた巨人。このカードで負け越すことになった要因として、得点力不足が挙げられる。9日は2-5、10日は3-2と、ヤクルト3連戦では得点を3点以上挙げられていない。やはり、6日の阪神戦でプレー中に負傷して離脱した岡本和真の不在の影響の大きさを感じる。

【動画】この豪快な打撃が見られるか、リチャードが巨人とのオープン戦でアーチをかけたシーン【出典:パーソル パ・リーグTV】

 岡本は今シーズン、打率.308、8本塁打、25打点をマークし、チーム3冠王の成績を残している。現在巨人が2位につけているのも、岡本の奮闘があったからこそだ。そんな頼れる主砲は全治3か月程度と見込まれており、今後巨人は得点力不足に度々悩まされるかもしれない。

 岡本不在の穴を埋めるのは容易ではない。打線を牽引する新たな存在が必要だ。

 期待したいのは3人の若手だ。まずは2022年のドラフト1位・浅野翔吾。10日と11日の試合で2試合連続ホームランを放つなど、状態は良い。2軍では打率.106と振るわなかったため、昇格の際は活躍できるか不安視されたが、そうした声を黙らせるほどの活躍を見せている。

 中山礼都も面白い。開幕スタメンを掴んだものの、打率.213と結果を残せず、5月4日に降格した。その後は2軍戦で出場を続け、12日時点で打率.429と絶好調。岡本の離脱に伴い、1軍に昇格してサードとして出場していた坂本勇人が思うような結果を出せず、12日に登録抹消されたことを考えると、中山の昇格が有力視されている。中山の1軍でのリベンジに注目したい。

 また、12日に秋広優人、大江竜聖とのトレードで獲得した砂川リチャードへの期待も高い。リチャードは開幕スタメンを勝ち取ったが、打率.091、0本塁打と結果を残せず降格。それでも、ファームで4年連続ホームランキングに輝くなど、ポテンシャルは十分だ。新天地での覚醒を待つファンは多いだろう。

 岡本不在はチームにとってはピンチではあるが、若手選手にとっては自身の存在感をアピールするビッグチャンスとも言える。この3人がどう絡んでいくのか注目したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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