安藤忠雄氏「こども本の森」建設、大阪市へ寄付を提案

2017年9月21日(木)16時3分 リセマム

「こども本の森 中之島(仮称)」イメージ (c) 安藤忠雄建築研究所

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建築家の安藤忠雄氏は9月19日、大阪市北区の中之島公園内に「こども本の森 中之島(仮称)」を建設し、大阪市に寄付することを提案した。この考えに共感した京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授が応援団として参加する。

 近年、子どもたちの活字離れが深刻化していることから、一人でも多くの子どもたちに本や芸術文化に触れる機会を与えたいと、安藤忠雄氏は大阪市に「こども本の森 中之島(仮称)」の寄付を提案した。

 「こども本の森 中之島(仮称)」は、3階建ての鉄筋コンクリート造り。延床面積は約1,000平方メートル。3層にわたる大きな吹抜けを囲う壁一面に本棚を設置し、たくさんの本に囲まれた「本の森」をつくる。その本の森で子どもたちが自由に本を手に取って、好きな場所で思う存分本に親しめるようにするという。

 施設は平成31年度に完成し、大阪府へ寄付する予定。施設の運営費用は、広く市民から賛同者を募り、民の力で子どもたちの生きる力を育んでいくことを目指す。

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