お酒の楽しみ方が分かってきた?お酒を「ごちそうさま」で締め括っていますか?
2022年10月21日(金)20時30分 ココカラネクスト
酔った感覚はなくてもいい

酔いの錯覚に期待を込めて、ノンアルコールビールを購入してみました。むかしイベント会場で無料配布していたもののニュータイプで、健康志向の高まりもあって、今流行りのカロリー&糖質ゼロの代物です。
リングプルを引き開けて、一気にゴクッとやってみた!
第一印象は「う〜む・・・いいんじゃないかい!?」敢えて言うなら「コクが若干弱いかな?キレは良しとしましょう。」ってな感じ。コクの軽さはカロリーと糖質オフにするために、副原料そのものや含有量、製法などを換えたことによるものだろうと推察しました。まぁ許せる範囲でした。
それから数日間夕食のお供に飲んでみました。ところが、初めて試飲した時に体験した酔った錯覚が沸いてこないのです。お酒に酔った感じがないと、アルコールフリーのメリットを得る、自分なりのロジックが成り立たなくなってしまう。けど、ノンアルでも酔った錯覚を起こしたままハンドルを握らずに済むから、それはそれでよかったのか?
アルコールがしっかり入ったクラフトクラフトビールのようにダラダラ飲みにはならず、今は頃合いの量で収まっています。このビールテイスト飲料で、ビールを飲んだ時と同じような満足感を得ることができたのです。アルコールの効果がなくても得られる満足感・・・ビールを味わったという留飲と大差がなかったのです。
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時改めて若かりし頃を振り返ってみると、若いころは酔った勢いが欲しかったように思う。お酒を楽しく味わうという域には程遠く、酔いに任せてべらんめえ口調に乗せた持論を展開する自分に酔っていた。
それから年を取るうちに、お酒を味わうということを理解し納得できるようになったのでしょう。言い換えれば、酒癖が良くなったと云うべきなのかもしれません。(笑)
今から10年以上前、ちょうど今の私と同じ年代だった方と飲みに行った時のこと。
「若いころはとにかく飲んだ食ったりする量にこだわったけど、今は少しでいいからおいしいものを飲んだり食べたりしたいと思うようになったね。量より質だね!」と仰っていたのを思い出しました。
【飲酒】のカテゴリから外れますが、喫煙は適量なんかありません!
たばこを吸うことで健康に良い成分が取り込まれるのでしょうか?紙巻きたばこから加熱式たばこに替えたとしても、有害性が低くなったとはいえ無害ではありません。そう考えると、お酒は適量ならばからだに良い効果があります。(お酒だってからだに良いことがあります)
たまにはビールテイスト飲料を飲むことで、お酒(ビール)を味わった満足感を得るのも、適度なアルコール摂取量に留めることに役立つと思います。過度なアルコール摂取の常態化はからだに毒ですからね。
良眠できたようで実はそうではない、寝酒だってよくありません。(※)お酒に酔っての大声による会話で、新型コロナの飛沫感染の心配も少なくなるというものです。
年齢とともに、飲酒に対して満足する要因が変わるのでしょうか?
みなさんはお酒を楽しんだあと、「ごちそうさま」「おいしかった」と言って締め括っていますか?
お酒は酔うために流し込むのではなく、味わうために迎えるのが肝要ですね。
【参考】
(※)健検公式テキスト 増補改訂版 こころの健康を取り戻す
[文:健康わくわくサイト]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 〜 免疫検査を通しての患者様への想い 〜 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。