宇宙人侵略と「人類のデジタル管理」が表裏一体であるワケ ロシア人研究者の大胆な主張とは?

2022年10月22日(土)17時0分 tocana


 ロシアによるウクライナ侵攻により新たな冷戦がはじまった2022年。今度は宇宙人による地球侵略の可能性が浮上している。ロシア人超常現象研究家イグナティエフ・ボリス氏が警鐘を鳴らしているのだ。


 昨年7月、アメリカ国防総省は過去20年にわたる「原因不明の天体現象」について報告書を発表したが、ボリス氏によれば「これはジョークではない、一方では宇宙人は存在し、すでに地球を偵察している、他方では地球人口の制限とデジタル管理が始まっている」という。


「宇宙人の侵略と人類のデジタル管理には密接な関係がある」と同氏は語る。一部のエリートによる世界の徹底管理を目指す「ハイパーグローバル化計画」は、まず人類の生体管理が必要になる。そこで全人類にマイクロチップを埋め込むわけだが、その口実として宇宙人の侵略が利用されるとのことだ。


 まず地球侵略を目論む敵対的宇宙人はヒトに擬態できるので、それと区別するため、ヒトに生まれた直後から生体マイクロチップが必要となるらしい。この埋込チップの普及を主導するのが対宇宙人特戦機関「世界エイリアン制限機構(WACO)」だとボリス氏は話す。


 ハイパーグローバル化計画に世界エイリアン制限機構……なんとも信じがたい話だが、そもそも宇宙人がいる証拠はあるのだろうか?


 なんと、ボリス氏によると、この宇宙人と関わりがある奇妙な頭蓋骨が発見されていたという。この頭蓋骨は、ブルガリアの首都ソフィアより南東へ約150 kmに位置するロドピ山脈で発見された。ロドピ山脈は全長289kmに及ぶギリシアとの国境地帯でもあり、鉱物資源が産出され、重金属工業が盛んな土地でもある。とくに1989年以降、環境汚染が深刻化した地域でもある。


 そんな国境地帯の山間部で「頭蓋骨は、小さな楕円形の金属物の隣に埋もれていた」と発見者の男性は語る。興味深いのは、発見者が見た夢である。それは金属製スーツを着た謎の人型生物5体が彼をロドピ山脈に案内する夢である。不思議な夢の後、頭蓋骨を発見した彼は論争の的となった。約20年前の話だ。


 その頭蓋骨は古生物学者らによって検証され、大きさは人間の子供と同じくらいで小さめ、しかし骨構造が人類に比べるとはるかに軽く薄く、重さはわずか 250 グラムに過ぎなかったと言われている。さらに頭蓋骨には空洞が6つあり、それはこの生物に眼球が6つあった可能性さえ示している。「数千万年を遡っても地球上の生物との類推や相関関係があるとは思えない」と鑑定した研究者が驚いたと伝えられる。


 一方、当然ながら懐疑論も多い。それは未発見の動物、新種の生物の頭蓋骨だという指摘である。しかし六眼の動物など誰も見たことがないのだ。他方、ブルガリアの超能力者クブラト・トモフ氏は、それが古代アトランティスによる遺伝子操作生物の遺骨の可能性を指摘している。その他には第二次世界大戦中、軍部によって秘密裡に埋葬された宇宙人の可能性を指摘する声もある。


 物議をかもした謎の頭蓋骨であるが、結局、炭素年代測定が行われる前に、不自然にも消えてしまったそうだ。このことについて、ボリス氏は「世界エイリアン制限機構(WACO)」による事件隠蔽だとの見方をしているが……。あまりに現実離れした話に想像力が追い付かない。


 いずれにせよ、荒唐無稽な話である。このような話が出てくる背景には、米国防総省がUAP(未確認航空現象)の存在を認めたことが影響しているのだろう。宇宙人やUFO(未確認航空物体)の存在はかつてないほど現実味を帯びていると思わざるを得ない。


参考:「НЛО МИР (1)」、「НЛО МИР (2)」、ほか


神ノ國ヲ
学術論文からオカルト記事まで。
京都大学の博士課程に所属中。
Twitter:@kmnknw


tocana

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